【単身赴任の食費節約】のポイントはランチにあり

単身赴任者の皆さ〜ん、お元気ですか?

さて、皆さんは仕事の日の昼食はどのようにされているだろうか。

この春から単身赴任を始めた方の中には、「本宅にいた頃は奥さんが毎日弁当を持たせてくれたんですが、単身赴任を機に昼食は自分で用意しなければなくなり、会社近くのチェーンの牛丼屋やトンカツ屋に行っているんです。美味しくてボリュームもあるんですけど、毎食少なくとも800円くらいはかかるため、みるみる財布の中の千円札が減っていき、給料日前に生活費が底をついてしまったんです。どうしよう」と途方に暮れている方もいるかもしれない。実はこれ、単身赴任を始めてすぐの頃の僕自身の話である。

昭和時代のサラリーマン漫画なんかには、普通のサラリーマンでもお昼の休憩になると、毎日そばや天丼なんかを食べて、その後は喫茶店で一服なんていうのが描かれていたものである。当時子供だった僕は大人になって会社勤めをしたらそんな優雅なランチタイムを送れるものと憧れていた。それがいざ自分がサラリーマンになったらとんでもない。今そんなランチタイムを過ごしたら、恐らく1,500円くらいはかかるだろう。

僕と同じく、限られた生活費で単身赴任生活をやりくりする必要のある人にとって、食費というのは一番コントロールしやすい支出だ。その中でも特に昼食を制するものは、食費を制すと言われている(言われてないかな)。

何も考えずに毎日適当に外食では、あっという間に月に2万円くらい使ってしまう。

今回は僕自身のランチ事情を基に、ランチ代を節約したいと考えている方にポイントをお話ししたいと思う。

僕のランチ事情

僕は普段お昼休みになると、会社近くのスーパーに行く。ここには美味しい焼きたてパンが売っており、いつも¥100程度の惣菜パン1ヶ、クノールのスープデリ(これが美味しい)、ペットボトルのお茶を買う。あるいは、カップラーメンにおにぎり1ヶ、お茶の時もある。いずれも300円未満で収まる。こればかりでは飽きるので、たまに気分転換で外で食べることもある。作ろうと思えば弁当を作ることも出来るが、自分で作った弁当を他の社員に見られるのが恥ずかしくて持って行ったことはない(自意識過剰かな)。たまの外食を含めて平日のランチ代は平均して500円くらいだと思う。月間22日働くとして、11,000円だ。

ランチの食費を削減したい人がやるべきこと

弁当を作る

言わずもがな、一番安く上げる方法は最初から自分で作る弁当だ。弁当なんて面倒臭くて作ってられない?でも、弁当箱に白米を詰めるくらいは出来るのでは?何も凝った色とりどりのおかずを何種類も詰める必要などない。可能であれば、冷凍したまま詰められる唐揚げでも詰めれば上等だ。野菜不足で栄養の偏りが気になるかもしれないが、毎食栄養バランスを完璧にする必要はなく、前後の食事でバランスを取れば良い。気になるのであれば、サラダや野菜ジュースを買い足せば良い。少し前、ノルウェー人の、日本人から見るとあまりにも質素な弁当が話題になったことがあった。あくまで「カロリー補給」に特化した実に素っ気ない弁当であったが、そんな弁当を食べ続けているからといって、彼らが健康を損ねているわけでもない。満足度は別として、生きていくための食事と割り切れば、そんな弁当でも十分なのである。

カップ麺やカップスープを買い置きしておく

先にご紹介した通り、僕はほぼ毎日会社近くのスーパーに昼ごはんを買いに行く。これには理由があって、焼きたてのパンを買いに行くためと、もう一つ、ずっと会社にいるとちょっと外の空気を吸いたくなるのである。カップ麺やカップスープは昼ご飯のコストを安く上げるためには強い味方であるが、コンビニで買うと意外と高い。あなたのデスクにストックスペースがあれば、ディスカウントストアやネットで買ってストックしておくのがおすすめだ。

腹八分目で満足する習慣をつける

僕の昼ごはんは前述の通りパン1ヶにカップスープだ。「そんなので足りるのか」「ダイエットでもしているのか」と言われることもあるが、食事量というのは習慣だ。たまに一緒に昼ごはんを食べに行くと、ラーメンに唐揚げにご飯までつけてよくそんなに食べられるな、と感心してしまうような人もいるが、そのような方はまず例外なくメタボである。高いお金を払って、不健康を買う、こんな馬鹿げたことがあるだろうか。慣れてしまえば腹八分目は体が軽いし、眠くならないし、腹も出ないし、夕食も美味しく食べられるし、お金もかからない。いいことづくめなのだ。

たまには、外食も楽しむ

かといって、毎日ストイックな昼食ばかりでは飽きてしまう。精神的な満足度が低いと、仕事だってやる気が出ないだろう。人間、気分転換というのは絶対に必要だ。たまには美味しいものも食べに出かけよう。例えば金曜日のお昼に1週間働いた自分へのご褒美に好きなものを食べに行くとか、仕事終わりにジムに行く日はスタミナのあるものを食べに行くなども良い。

メリハリをつけてランチタイムを安く楽しもう

僕の普段の昼食は腹八分目程度の質素なものだが、たまに外で美味しいものを食べることで精神的な充足感を得られている。このメリハリが質素な昼食でも飽きることなく長続き出来ている理由ではないかと感じている。

働く人の昼ごはんなんて、置かれた環境によって十人十色だと思うが、質素であっても十分満足感を得ることは出来ると思うし、逆にどんなに豪華であっても、ストレスフルで味なんてわからない、となることもあると思う。

いずれにせよあなたの明日のランチタイムが、どうか素晴らしいものでありますように。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。