【単身赴任の生活費】がかかりすぎる人に共通する4つの残念な習慣

突然だが単身赴任の皆さん、一月の生活費の予算はどれくらいだろうか。ちゃんと予算内で収まっているだろうか。

単身世帯の平均的な支出は15万5千円

総務省統計局の家計調査・家計収支編(2021年版)によると、単身世帯の平均的な支出金額は約15万5千円ということだ。あくまで単身世帯全体で、独身貴族も含まれているので、単身赴任者に限るともっと低くなるだろう。実際、僕の単身赴任の生活費はこれよりはだいぶ低く抑えられている。

一般的な家族持ちのサラリーマンの単身赴任者であれば、生活費に制約がない、という方は極めて少数派で、限られた予算でいかに単身赴任生活を乗り切るか、ということに頭を悩ませている方が圧倒的多数であろう。

無論、僕も例外ではない。会社から単身赴任手当が出るとはいえ、家族が一緒に暮らしているのに比べればどうしても余分な生活費がかかる。その他にローンの支払いもあるし、子供も来年は大学受験だ。単身赴任の生活費の予算オーバーは許されない。

単身赴任を始めて1年目は想定外の出費が重なったりして、予算をオーバーしてしまう月もあったが、5年目ともなると生活のペースもすっかり掴めて、十分予算内でやっていけている。

しかし、単身赴任を始めて日の浅い方の中には、想定より生活費がかかり困っている方もいるかもしれない。特に大きな買い物をしたわけではないのにいつの間にか財布のお金が無くなっている、と。

今回は僕が余計な出費を抑えるために心掛けていること、を単に紹介するのはつまらないので、あえて逆説的に余計な出費につながるような習慣を挙げてみた。参考にして頂ければ幸いである。

生活費を膨らませてしまう 4つの習慣とは

1.毎朝コンビニに寄ってしまう

これは喫煙する方に多い。タバコを買うためにコンビニに入り、ついでにコーヒーを買って健康ドリンクも買って菓子パンも買って、なんだかんだで1,000円近く使ってしまう。1年間同じような買い物を繰り返すと、年間で36万5千円である。何気なく買ってしまう物の一つ一つの価格は小さなものだが、それが蓄積すると決して侮れない金額となる。これを「ラテ・マネー」というらしい。飲みたい飲みたくないに関わらず、毎日カフェラテを買うことが無意識の習慣になっている人は、他にも無意識の習慣での出費が重なりなかなかお金がたまらない、というものだ。もちろんカフェラテが飲みたいと思ったときに買うのは問題ないが、買う前に今の自分に本当にこれが必要か、というのを一瞬考える習慣を身につけたい。

2.スーパーで無計画に食材の買い物をする

食費の節約のためにスーパーで買い物をして自炊をする。大いに結構なことだ。しかしその買い物も計画性がなく、とりあえず目に付いた食材を手当たり次第にカゴに入れるような仕方だと、いざ料理を作ろうとしても必要な食材がないとか、結局使わずに気づいたら腐らせてしまった、ということになる。またついつい目についたお菓子とか割引シールの貼られた刺身などををポンポンカゴに入れてしまい、気付くと結構な額の支払額になってしまった。これでは自炊のメリットもだいぶ薄れてしまう。3日分の買い物をするのであれば、その3日間何を作るのか、それには何の材料が必要なのか考えて買うことだ。

3.お腹いっぱいになるまで食べないと気が済まない

かつて同じ職場に、昼飯にラーメン屋に行くと、ラーメン大盛り、唐揚げにライスまで注文する人がいた。僕より年上なのだが本当によく食べる。案の定、かなり立派なお腹をしていらっしゃった。そこでトクホのお茶や、内臓脂肪を落とす漢方薬を飲んだりしていた。お金をかけて余計なカロリーを摂取し、それによって蓄積した脂肪をこれまたお金をかけて落とす。お腹いっぱい食べたい、という欲求は理解できるが、腹八分目で抑えておけば少なくとも余計なお金はかからないし、健康にも良い。そもそも健康であるというのは一番の節約だ。お腹いっぱい食べなければ満足出来ないのも、腹八分目でも満足出来るのも、いずれも習慣である。

4.季節が変わるととりあえず新しい服を買う

季節が変わるととりあえずショッピングモールやファストファッションの店に行き、あ、これ良さそうだなというノリでよく考えずに服を買ってしまう。昨年買った服は何回か着たらもう飽きてしまった。そんな色褪せた服がクロゼットにはぎっしり詰まっているが、その中にはこれと言ったお気に入りがないし、いざとなると何を着ればいいのかわからない。そんな洋服選びが楽しいわけがない。僕は洋服や洋品は滅多に買わないが、いつも最低5年は着るつもりで買う(スーツとワイシャツは別だが)。それらは決して安くはないが、流行に流されないような定番品である。相当吟味して買うものの、それでも着る頻度が低くなる服が出てくる。それらは迷うことなくネットオークションで手放す。常にお気に入りの一軍の服がきちんと手入れされて整然とクロゼットに並ぶ光景は気持ちがいいし、そんな服は袖を通す度に嬉しくなる。

「節約生活」を楽しもう

あくまで僕の独断と偏見と一部受け売りであるが、いかがであろうか。

節約とは言ってもやりたいことを我慢して、味気ない生活を送るわけではなく、日々の習慣となっている無意識な出費を見直そう、これだけのシンプルな話である。

必要度を意識してお金を使う習慣を身につけると、生活費はかなり低く抑えることが出来る。一方自分の趣味ややりたいこと、欲しいものにお金を使う余裕も出てくる。こうやってメリハリをつけた節約生活はやりがいもあるし、間違いなく楽しい。

今日から一緒に始めてみませんか。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。