【気になる服のニオイ対策】酸素系漂白剤で下処理することでスッキリ落ちる!
温度・湿度とも高い日が続くこの時期、我々中年男子にとって気になるのがニオイの問題である。
人間も動物であるから、臭いを発するのは当然であり、それを完全にゼロにすることは不可能であるし、必要以上に神経質になる必要もないと思うのだが、他人と社会生活を送る以上、全く無頓着というのは頂けない。幼い子供の汗の匂いというのは微笑ましいものだが、中年の体臭を微笑ましく感じてくれる人というのはまずいないだろう(そういう趣味の人もいるかもしれないが)。出来る対策はしておきたいではないか。
臭うのは体ではなく実は衣服
僕も夕方になると自身の臭いが気になることがある。しかしよく観察してみると、臭っているのは自分の体ではなく着ているものなのである。
厄介なのが、この臭い、普通の洗濯だけでは全て落ちきらないということである。この場合、普通の洗濯というのは洗濯物を洗濯機に放り込んで、洗剤で洗って柔軟剤で仕上げるということを指す。これだけだと、臭いの元となる菌や皮脂が落ちきらず徐々に蓄積して、洗濯したての服なのに朝着て通勤中に少しでも汗をかくともう臭う、という状況に陥ってしまう。「俺ってこんなに臭かったのか」と落ち込んでしまうだろう。
単身赴任を機に洗濯デビューした単身赴任者の皆さんの中には、洗っても落ち切らない頑固な臭いに頭を悩ませていらっしゃる方もいるのではないだろうか。
服の臭いで悩んでいる方にぜひ試してもらいたい
この臭いの対策として、強力に臭いを抑える洗剤や柔軟剤のCMが沢山流れているし、衣類を鍋で煮沸するという力技も紹介されている。
しかし、僕が知る限り一番簡単に確実に臭いを分解出来る下処理をご紹介したい。
何も特別なことはない。専用の高価な洗剤を売りつけようとしている訳でもないので安心して欲しい。
僕が愛用しているのは花王の「ワイドハイターEXパワー」という、衣料用の酸素系漂白剤である。
スーパーやドラッグストアで簡単に手に入れることが出来る。
これが優れもので、普通の洗濯洗剤では落としきれないタオルの嫌な生乾き臭、靴下の臭い、パンツや腋の下の頑固な臭いや黄ばみもスッキリ落としてくれる。
これ以上の詳しい説明はメーカーサイトをご覧頂くとして、僕はタオルや下着は洗面器にキャップ1杯のワイドハイターを入れて水で希釈したところに30分程度つけ置きしておく。特に臭いの気になる脇の下やパンツの局部が触れる部分には、つけ置き前に原液を直接染み込ませる。
その後、普通に洗濯をするだけである。ほぼスッキリ臭いが落ちる。
服に余計な臭いをつけない工夫も必要
一日中身に付けていた服が汚れる、臭う。これは仕方がないことだ。しかし、それを脱いでから洗濯するまでどのような環境で保管しておくか、これも大事なことだ。
最悪なのは、着終わって汗まみれの服や、使い終わって濡れたタオルを洗濯槽の中にポイポイ放り込んででおくこと。これは雑菌にとって最高の環境で、臭いの元となる細菌を培養してようなものだ。
理想は着終えた服はすぐに洗濯することだが、単身生活者にとっては現実的にはなかなか厳しい場合もある。その場合、せめて着終えた服は通気性の良いランドリーバッグに広げて入れておくこと、汗まみれのTシャツやや風呂上りに使ったタオルのように濡れた洗濯物は、そのままランドリーバッグに入れるのではなく、軽く乾かしてから入れることだ。
ちなみに、僕が愛用している無印良品のランドリーバッグはメッシュ素材で通気性が良く、汚れたら丸洗いも出来るので重宝している。
ちょっとした一手間、数百円のコストで衣類の臭い問題は今日からでも相当軽減できる。
衣類やタオルの頑固な臭いにお悩みの方、是非試して頂きたい。