【ミニマリストの靴公開】オフ用の靴は2足だけ・スニーカーは持っていない

タイトルの繰り返しになるが、僕はオフ用の靴は2足しか持っていない。但し、この2足の他にジョギングシューズと真夏のちょっとした外出用のビルケンシュトックのサンダルは持っている。ジョギングシューズはあくまでジョギングとプールに行く時にしか履かないし、サンダルも履くのは真夏の限られた期間だけだから除外した。僕にとって通年で定番の靴が2足ということでご理解いただきたい。

僕がスニーカーを持っていないシンプルな理由

更に、僕はスニーカーというものを持っていない。持っているのは革靴と、スエードのデザートブーツである。別にスニーカーを嫌っているわけではないのだが、どうしても欲しいスニーカーとの出会いがここ数年ないので持っていないだけのことだ。

僕が愛用している2足の靴、革靴が「パラブーツ・アヴィニョン」、デザートブーツは「APS・デザートブーツ」という製品である。たった2足であるが僕のオフの日の行動パターンにおいては何の不足もない。これでスーパーにも、図書館にも、ラーメン屋にも行くし、旅行にも行く。ガーデンパーティにだって行ける(一回も行ったことないけど)。

いずれも決して安い靴ではない。しかしデザートブーツは10年、アヴィニョンは20年履くつもりで買った。だから購入費用は大きくとも、一年あたりのコストで計算してみると、量販店の安い靴を短期間で履き潰すよりもむしろ安上がりなくらいである。

それではそれぞれの靴について少し詳しくご紹介しよう。

パラブーツ・アヴィニョン(Paraboots Avignon)

フランスのシューズメーカー、パラブーツ。日本でも周期的にブームが起きる、人気のシューズメーカだ。この「アヴィニョン」はパラブーツの中でも比較的地味なモデルゆえ、日本ではあまり人気がない様だが、フランス本国では定番品として根強い人気がある。

機能的な特長の説明は僕より詳しい多くの人が語っておられるのでここでは省くが、履き手としての魅力はカジュアルシューズでありながら上品、それでいて組み合わせられる格好の守備範囲が実に広いということだ。ジャケパンスタイルのようなドレッシーな格好はもちろん、ジーンズにポロシャツとか、真夏であればTシャツにハーフパンツといったラフなスタイルであってもすんなりと溶け込み、大人っぽさ・上品さをプラスしてくれる。

履き込むことによって甲の部分に履きジワが入り、丁寧に磨いてやることで何とも言えない味わいが出てくる。もちろん、ソール部分がすり減ったら交換可能だ。年月を経て履きこむ程により一層格好良くなり、足の形にも馴染んで手放せない一生の伴侶となっていく。高い靴だからといってシューズボックスの奥に仕舞い込んでいたのでは勿体無い。買ってから5年ほどであるが、ジジイになるまで履いてやろうと思っている。

NPS デザートブーツ(NPS Desert Boots)

デザートブーツが好きだ。季節問わずどんな格好にも合い、柔らかく履きやすく歩きやすい。パラブーツがカジュアルな格好を少しドレスアップさせる、いわゆる「締める」シューズとすると、デザートブーツは逆にドレスダウンさせる、いわゆる「抜く」シューズである。僕にとってはまさにスニーカー代わりである。かつてはメイド・イン・イングランドのクラークスを履いていたのだが、履き潰してしまい新しいのを購入することにした。しかしクラークスはかつては英国製であったのだが、今ではベトナム製となっており、量販店でも売られているのを見ると、ちょっと食指が動かない。こんなわがままおじさんである僕が見つけたのが、かつてのクラークスと同じメイド・イン・イングランドの「NPS」というメーカーのデザートブーツである。

ぱっと見はクラークスとほとんど見分けがつかない。それもその筈、今から数年前に企画ものでメイド・イン・イングランドのクラークスが復刻生産されたことがあったのだが、その時製造を請け負ったのがこのNPSなのである。

ぱっと見で見分けがつかないのであれば、安価なクラークスで十分ではないか、単なる自己満足ではないか、という指摘もあろう。

おっしゃる通り、自己満足である。しかしまずは自分自身が満足すること、これはとても大事なことではないだろうか。

購入して2年、少々汚れてきたので先日タワシで丸洗いした。この気兼ねなく扱える点も魅力だ。すっかり綺麗になり、再び僕を満足させてくれるだろう。

お気に入りの靴が2足あれば十分満足できる

このように、たった2足の靴ではあるが、僕にとってはとても思い入れのある、大切な2足だ。今のところこれ以上靴を増やすつもりはない。そう簡単にダメになることはないだろうが、万が一ダメになったり失くしたら、同じものを買うだろう。

僕にはちゃんとしたものを作る人や企業を応援したいという気持ちがある。

そういうものは作るのに手間も時間もかかるから、当然高くはなるが、長持ちするし修理も出来る。当然愛着も湧くし、そういうものを身につけて過ごす毎日は楽しい。結果的に、安いものより安くなるのである。

靴の数が少なければ、こまめに手入れをしておくことは容易だ。

仕事の日用の靴は2足、いずれも「スコッチグレイン」という、国産の靴メーカーである。決して高級靴ブランドではないが、「ちゃんとした」靴を作るメーカーだ。これらも小まめに手入れをして、靴紐はもう何度も変えながら長年愛用している。

シューズボックスの中に、少数精鋭のお気に入りの靴だけがピカピカでスタンバイしている、

こんなシューズボックス、開けるたびに嬉しくなってしまうではないか。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。