単身赴任生活の部屋は小さい方が良いとおすすめする理由

単身赴任が決まった方へ

年が明けて、早い会社では春の人事異動の打診が来るところもあると思う。僕の勤務する会社もそうだ。

もしかしたら単身赴任を言い渡されて、呆然とこのページに辿り着いたという方もいるかもしれない。そのような方に申し上げたい。

大丈夫、いろいろ不安でしょうが寂しいのはじきに慣れますし、お金の問題もやりようによっては十分何とかなります。見知らぬ土地で一人で暮らすなんて考えようによってはなかなか刺激的ですよ。人生は旅です。これも経験と思って楽しみましょう。

まずはどのエリアに部屋を借りるか

今回は、これから単身赴任の部屋探しをしなければという方に偉そうにアドバイスをしたいと思う。

まず、どのエリアに部屋を借りるかというのはとても重要だ。これは自分の生活スタイルを十分に考慮して選定する必要がある。例えば電車通勤をするつもりであれば、駅まで無理なく歩いて行ける距離、自動車で通勤するのであれば渋滞がひどくないルートの近辺というように。

また通勤だけでなく、本宅に帰るのに鉄道を使うのであればこれも考慮する必要がある。本宅に帰る度に駅までタクシーで長距離移動というのも大変だ。

それとこれは自身の経験をもとにお話しするのだが、大学の近くの学生街のようなところは避けた方が良い。学生街は安い物件が多くあるのでつい目を奪われがちだが、所詮若者と中年では生活サイクルが違うのである。彼らにとっては宵の口でも僕ら中年にとっては寝る時間であるし、僕らが起きる時間は彼らにとってはまだまだ夢の中の時間帯である。フクロウとニワトリが同じ檻で暮らしているようなものだ。

僕のマンションは学生街というわけではないのだが、学生街と繁華街をつなぐルート上にある。深夜、酔った学生が騒ぐ声に目を覚ますことがたまにある。ま、僕も学生の頃のことを思い返せば決して偉そうなことは言えず、贖罪のつもりで寝袋に潜り込んでじっと我慢しているのだが。

シンプルに安く暮らすための部屋

そして、肝心の部屋について。色々な考えはあると思うが、今回はこのブログの「シンプルに安く楽しむ」という趣旨に沿ってお話ししたい。

僕自身、結婚前は一人暮らしの部屋を何軒か住み継いできた。ひとりで2DKのような広い部屋に住んだこともある。しかし広い部屋は掃除が大変、冷暖房も大変、部屋が複数あると窓もその分多く、カーテンもその分準備しなければならない。大変なことが多い割に、「ああ、でも広い部屋はやっぱりいいなあ」と思うことがなかったのである。却って一人でがらんとした広い部屋で過ごすのは気が滅入る。

真冬は居間の方は暖房で温まっていても、さあ寝ようかと寝室に移動したら部屋も布団も冷え切っており、布団にくるまってもガタガタ震えてなかなか寝付けない、なんてこともあった。

経験を踏まえて僕がお勧めしたいのは「小さな部屋」である。

今僕が住んでいる部屋は8畳ほどの広さのフローリングであるが、もう少し狭くても良いと思っている。

「起きて半畳寝て一畳…」という言葉があるが、まさにその通りだ。小さな部屋であれば初期投資も光熱費も掃除にかかる時間もミニマムだ。

大体ラーメン屋だって居酒屋だって、がらんと広い店よりぎゅっと狭い店のほうが居心地が良いし、楽しいではないか。


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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。