「まず野菜から買う」ことが単身赴任の食費節約のポイントだ  

自炊を頑張っている単身赴任者の同士の皆さん、お元気ですか〜。

僕と同様、単身生活の食費はできるだけ抑えたいという人は多いと思う。かといって毎食カップ麺や惣菜のコロッケばかり食べていたのでは栄養が偏り、体調が悪くなるし不健康に太る。そしてそんな食生活を続けていると必ず病気になる。低コストではあってもバランスの良い食事は必須だ。できれば腹も引っ込めたい。そんな欲張りな貴方に、今回は僕の実践している買い物のコツをご披露したいと思う。

スーパーでの買い物はまず野菜から始める理由

皆さんはスーパーマーケットで食材を買う時、野菜・魚・肉・惣菜、何から買うだろうか。大体のスーパーは入り口を入ると、大体果物→野菜→魚→肉、の順番に並んでいる。

節約術のサイトを見ると、まず値段の張る肉・魚類から買うことをお勧めしているものもあるが、単身赴任の皆さんにお薦めしたいのは安価な野菜から買うことだ。

安価な野菜の割合を増やせば自ずと食費は下がる。

そしてお勧めしたいもう一つの理由。僕ら40代というのは食事を単品で済ませ、野菜不足になりがちなためカロリーは十分摂取出来ているのにビタミンやミネラルが不足している場合が多いらしいのである。

これを「新型栄養失調」とも呼ぶらしい。この飽食の時代に栄養失調とはなんとも皮肉だが、確かに意識して野菜を摂らないとすぐに野菜不足になってしまうのは間違いない。

若かりし成長期、飯というのはいくら食べてもそうそう太るものではなかった。もう成長することはない中年期になって、豊富なカロリーを与えても決して身長は伸びない。唯一、成長するのは腹だけである。悲しいかな、僕らにはもうそんなにカロリーは必要ないのである。僕らにもっと必要なのはビタミン・ミネラルである。コスト面だけではなく、栄養面からも僕ら中年世代の食卓のメインボリュームに必要なのは野菜なのである。

節約できない買い物・節約できる買い物の例

昭和生まれの男子たるもの、葉っぱなんか食いながら酒が飲めるかっ、とお怒りかもしれないが、今回は僕自身の独断と偏見と、自身が実践していることを基準にして、悪い買い物と良い買い物の例を示してみたい。

<悪い例>

今日は焼肉定食にしよう、と決めてスーパーに行き、真っ先に精肉コーナーに向かう。通常、焼肉定食の肉の量は一人当たり150gもあれば十分なのだが、腹が減っていることもあってつい200Gも買ってしまう。しかも、脂身のたっぷりついているバラ肉を選ぶ。次に惣菜コーナーに行ってポテトサラダなんかをカゴに入れ、ついでに魚コーナーを見ると、タコぶつが割引になっていたりして、ついついこれもカゴに入れてしまう。これだけ買えば十分かな。でも野菜も少しは食べなきゃと思って、サラダのミニパックを申し訳程度に買って罪滅ぼしのつもりになる。◇1食あたりの支出金額◇ 豚バラ肉(グラム¥168×200G)¥336、ポテトサラダ¥150、タコぶつ(30%オフ)¥200、サラダミニパック¥198、合計¥884

<良い例>

何はなくともまずは果物・野菜コーナーへ行く。野菜は緑のもの(小松菜・ほうれん草・ブロッコリー)などをカゴに入れたら次は赤いトマトや黄色いカボチャ、というふうに色のバランスを考えて2〜3種類くらい買う。色の他にも生食出来るものと加熱が必要なもの、葉菜の次は根菜というように対照的なものを買うと味も変化に富むし栄養も偏らない。新鮮なうちが美味しいし栄養も豊富なのでまとめ買いはしない。バラ買いが出来るものはバラで買う。ある程度カゴが野菜や果物で満たされたところで焼肉用の肉を買う。野菜がたくさんあるから120Gもあればいいや、という気になる。◇1食あたりの支出金額◇ 豚小間肉(グラム¥128×120g)¥153、小松菜(1/3把)¥28、トマト(1/2ヶ)¥50、カボチャ(1/8ヶ)¥30、合計¥261

どうだろうか。同じ夕食1食分でも、買うものによってこれだけ変わってくるのである。

調理も野菜がいちばん楽

野菜を何種類も買うと調理が面倒臭そう、と思われるかもしれないが決してそんなことはない。トマトやキュウリは切るだけでそのまま食べられる。小松菜やほうれん草やブロッコリーは塩の入ったお湯で2分程度茹でるだけ、カボチャやニンジンは電子レンジで加熱するだけで美味しく食べられる。肉や魚に比べて調理器具も汚れないし、実は野菜の調理がいちばん楽なのである。葉物一把をいっぺんには食べきれないが、一把まとめて茹でてタッパーに入れて冷蔵庫で保存しておけは数日はもつ(一把を何回にも分けて茹でるよりいっぺんに茹でるのが良い)。

成人に必要な野菜は1日あたり350Gと言われている。350Gの野菜って結構な量だ。実は僕自身、350Gは摂れない日が多い。しかし、野菜を食事のメインボリュームに、というのは常に意識はしている。

野菜がちゃんと摂れているかどうかのバロメーターが便通だ。十分摂れている時はスルスルと出て、お腹はすっきり軽くなる。お腹だけではなくて体全体が軽く感じる。改めて、食べるものっていうのは大事なんだなあと思う。

食費を抑えてくれて、調理が簡単で美味しくて、なおかつ体の調子を良くしてくれる野菜。僕ら単身赴任者にとって心強い味方なのである。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。