【パタゴニア・ベター・セーター・ジャケット】が良すぎてもう一枚買い足した話
パタゴニアの「ベター・セーター・ジャケット」のネイビーを初めて買ったのは4年前であった。
長野に単身赴任して初めての冬を前にして、会社内で過ごす時、ワイシャツの上にカーディガン代わりに羽織るために買ったのである。これが良かった。
ベター・セーター・ジャケットの気に入った点
ニット織で上品さを感じさせる表皮・シュッとしたシルエット
パタゴニアの製品であるから防寒性とか着心地の良さは期待通りであったが、見た目が実に良いのである。シルエットはシュッとスマートで、表面はニット織となっているのでモコモコ感がない。ネイビーという色とも相まっていかにもアウトドアウェアという感じは全くなく、機能的なカーディガンという感覚できて過ごせる。
ラフに着て洗濯しても10年着られる丈夫さ
パタゴニア製品全般に言えることだが、このベター・セーター・ジャケットも極めて丈夫である。秋口〜春先までの約4ヶ月、社内での仕事中はずっとこれを着て、毎週末は洗濯機で洗ってコインランドリーで乾燥機にかけてと、実にラフに扱ってきたが、少々毛玉が出来るくらいで、安物のフリースのようにすぐに痩せてペラペラになることもなく、ガッシリした頼もしさを保ち続けている。あと10年くらいは平気で着られそうだ。
コーデの守備範囲が広い
ベター・セーター・ジャケットに一番の魅力が、ファッションアイテムとしての汎用性だ。寒い時にはジップを一番上まで上げてしまってももちろん良いし、春先少し暖かくなってきたらジップを開けて中のシャツとかカットソーを見せても良い。僕のファッションの師匠、ボーイズマーケットの店主は「春先の限られた期間限定の楽しみ方ですが」と前置きした上で、ショートパンツにTシャツという格好にベターセータージャケットをラフに羽織っていた。この格好で海に波乗りに行くのだという。格好良すぎるではないか。
これを週末のオフの日にも着たいと思い、この冬もう一枚買い足してしまったのである。
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ベター・セータ・ジャケットを買い足した理由
R2ジャケットが窮屈に感じるようになった
もともと、オフの日はパタゴニアの「R2ジャケット」というフリースジャケットを愛用していた。これはとても軽く、柔らかい肌触りも良かったのだが、僕の買ったモデルがかなりタイトなシルエットで、特に胸と上腕あたりに圧迫感を感じる。特にこの数年、自重筋トレのおかげでこの辺りがごく少しづつだが大きくなってくるにつれ、我慢できないほどではないが流石に窮屈に感じられるようになってきた。そこでこのR2ジャケットを手放し、もう少し余裕のあるベター・セーター・ジャケットをもう一枚買い足すことに決めたのである。
R2ジャケットはヤフオクに出品したのだが、これが思った以上に高値で落札された。状態は悪くなかったとはいえ、何シーズンも着続けた製品である。さすがはパタゴニア、初期投資は安くはないが、古いモデルであっても、使い込んだ中古品であっても価値が長続きするのである。
さて、今回は何色を買おうかと迷うのがこれまた楽しい時間なのだが、最終的には「Pigeon Blue(ピジョン・ブルー)」という明るめのブルーを選んだ。
大人のパタゴニアのサイズ選び
いつもいうのだが、大人の男子がパタゴニアをスマートに着こなすために大事なのはサイズ選びだと思う。若いうちはあえてオーバーサイズというのもありだが、我々中年男子はジャストサイズにこだわりたい。僕は170cm、体重60キロのごくごく標準体型だが、持っているパタゴニアは全てXSサイズだ。パタゴニアサイトだと、僕のボディサイズでは推奨サイズはSとなっているが、Sだと若干余裕があるという感じで、自分自身ではXSが一番シュッとして見えると思う。
ベター・セーター・ジャケットのサイズ感が1枚目と若干違う件
面白いのは前回買ったネイビーはスリランカ製であったのだが、今回はタイ製となっており、若干サイズ感が違うのである。タイ製の方が着丈も袖丈も1センチくらい長い。許容範囲内ではあるが。
ベター・セーター・ジャケットの毛玉問題の解決法
ベター・セーター・ジャケットで唯一気になるのが、毛玉問題だ。しばらく着続けていると、袖、腹部、脇の下など、摩擦の起きる部分に小さな毛玉が出来やすいという点だ。
しかしこれはベター・セーター・ジャケットに限ったことではなく、ニット織の製品の宿命と言えるもので、仕方ないと思う。
毛玉が出来た時に一番やってはいけないのが、ガムテープなどを押しつけて一気に毛玉を取ろうとする行為である。これだと確かに一気に毛玉が取れて効率的に見えるが、毛玉の下にある健全な繊維も毛羽立たせてしまい、次の毛玉の原因となる。これを繰り返すと早々に生地が痩せてしまう。
僕は毛玉が出来たらハサミで根気よく取り除いていたが、先日自宅に帰って妻の使用している電動の毛玉取り機を使ってみたら、面白いほど早く簡単に綺麗に毛玉が取れた。ミニマリストであっても、これは一台持っておいて損はない。
かくして、この冬若干窮屈に感じ始めたR2ジャケットをベター・セーター・ジャケットに置き換え、我がワードローブは数を増やすことなく、一層のお気に入りばかりとなったのである。
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