【パタゴニア・ベターセータージャケットのレビュー】サイズ・コーデ・毛玉問題は?

ベター・セーター・ジャケットを買った

パタゴニア大好きの僕が持っているパタゴニア製品の中でも、一番のお気に入りで、一年を通して一番着ている時間が長いのがこの「ベター・セーター・ジャケット」である。

なぜ一番着ている時間が長いのかというと、秋口から春先まで社内で仕事をしているときはワイシャツの上にこのベター・セータージャケットを着て過ごしているからである。

これを買うまではウールのカーディガンを着ていたのだが、毎週末に洗濯するのにいちいちネットに入れて、おしゃれ着用の洗剤で洗濯するのが面倒になってきた。ミニマルライフの単身赴任なので、もっと気兼ねなく扱えるカーディガン代わりを探していたのである。

僕がたどり着いた答えが、「仕事中でもフリースがいいんじゃね?」というものであった。

ベター・セーター・ジャケットを選んで良かった点

アウトドア製品としては品がある佇まい

フリースの機能性の高さを知っているとはいえ、社内で仕事中に着るわけだから、いかにもアウトドア製品といった派手な色柄では相応しくない。

そんな観点で探している時に出会ったこのベター・セーター・ジャケット、表面は細い糸のニット織りとなっており、アウトドアウェアでありながらどことなくシックな佇まいである。特に僕の選んだブルーであればなおさらだ。従って社内で着ても浮くことも違和感もなく、カーディガンと同じ感覚で着られる。

がっしりした風合い・細部にまでこだわったディテール

初めてベター・セーター・ジャケットを羽織った第一印象は厚手で、がっしりしている、というものであった。すでに持っていたパタゴニアのR2ジャケットが、実に柔らかく滑らかなのと比べると対照的だ。しかしそのお陰で厳寒期や風の強い日でなければ街着のアウターとしてはこれ一枚で十分である。またラグランスリーブになっていることで腕が動かしやすいこと、裾・袖・ポケットのパイピング処理、襟部分のジャージ素材の当て布など、パタゴニアらしい細かい部分のこだわりが詰まっている。

極めて丈夫、洗濯・乾燥もラフに行える

またパタゴニア製品全般に言えるが、極めて丈夫である。安いフリースは痩せるのが早いが、これは買って秋口から春先までの2シーズンほぼ毎日着倒して、毎週ネット袋にも入れずにガンガン洗濯して、コインランドリーで乾燥機に入れて回してとラフに扱ってきたがほとんど痩せていない。もちろん型崩れもしていない。ただし、摩擦が起きやすい袖・腹の部分に小さな毛玉が出来てきた。これの定期的メンテナンスは必要だが(後述)、全体的にはパタゴニアらしいこなれ感が徐々に出てきて、これからますます格好良くなっていくと楽しみにしている。

コーデ・着こなしの守備範囲が広い

最初に買ったベター・セーター・ジャケットは普段は会社で着ているのだが、ドレスシャツ・ネクタイ・ウールパンツといった格好に合わせても違和感はない(これがおしゃれかどうかは別として)。

昨年オフの日用に色違いをもう一枚買い足したのだが、もちろんジーンズやスウェットパンツといったカジュアルな格好にも合う。足元も僕の手持ちのシューズのNPSのデザートブーツにも合うし、パラブーツのアヴィニョンにも合う。

春先、気温はまだ低いが晴天の日であれば、Tシャツ・ハーフパンツといったラフな格好にベター・セーター・ジャケットをさっと羽織るなんていうのも楽しめる。

このように、ちょっと上品な格好のハズしとしても、ラフな格好のアクセントとしても、実にコーデの守備範囲が広い。

唯一の不満点、毛玉が出来やすい

ちょっと見ずらいが、小さな毛玉があるのがお分かり頂けるだろうか

ベターセータージャケットの唯一の不満点が、着続けていると小さな毛玉が出来ることである。特に摩擦の多い袖、ウェスト、脇の下に出来やすい。遠目にはわからないのだが、やはり着ている本人には気になる。ここでやってはいけないことは、ガムテープでベリベリと毛玉を一気に取り去ることだ。このやり方だと確かに一気に毛玉は取れるが、毛玉の下の健全な繊維までも毛羽立たせ、次の毛玉の原因になってしまう。僕は定期的にハサミで地道に取り除いていたが、この間妻が持っていた毛玉取り機を借りて使ったらびっくりするくらい簡単にきれいになった。ミニマリストではあるが、これは一台持っておいても良い。

ベター・セーター・ジャケットのサイズ感は

僕は身長170cm、体重59kg、ウェスト76cmと、メタボではないが特別に鍛え上げられているわけでもない、標準的体型である。パタゴニアはいつもXSサイズを購入している。パタゴニアのサイズチャートを見ると、僕のスペックであればSサイズが適合なのだが、実際着てみるとSでは若干大きく感じる。

これは好みの問題とは思うが、僕は洋服は全般的にジャストなサイズを着るのが好きだ。最近の洋服のトレンドは若干大きめなのは知っているが、やはりいい歳した男であれば、流行に流されず自分のスタイルが一番よく見えるジャストサイズを選んだ方が良いと思う。

ちなみにジャストサイズとはいえ、ベター・セータージャケットはレギュラーフィットなので、中に少々着込んでも十分余裕がある。

決して安い買い物ではないが、大袈裟な話これだけを色違いで2枚持っていれば冬を10回くらい越せそうである。物理的にも流行的にも極めて時間的耐久性が高いからである。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。