スエードのデザートブーツをタワシで丸洗いしてみた

「ミニマリストだが服好き」という、これだけ聞くといかにも意識高そうだが実際には全然そんなことはない僕が持っているオフの日用のシューズは、フランス製のパラブーツのアヴィニョンという革靴と、イングランド製のNPSのデザートブーツの2足だ。どちらも大のお気に入りだ。

スニーカーは持っていない。決してスニーカー嫌いな訳ではないが、手持ちの2足であらゆる格好・場面に対応出来てしまうので新たにスニーカーを買い足す必要を感じていないだけだ。

特にデザートブーツはパッと履けて、どんな格好とも相性が良いので出番が多い。ジーンズはもちろん、夏場であればショートパンツにもよく合う。そう、僕にとってはこのデザートブーツこそがスニーカー的存在なのだ。

このベージュのスエード素材のデザートブーツ、防水スプレーをして、履き終えたらこまめにブラッシングはしているのだが、履き続けているとやはり徐々に薄汚れてくる。また、足が汗っかきの人、足の臭いの気になる人は、それのケアも気になるだろう。

画像では分かりずらいと思うが、トゥ(つま先部分)を中心に薄汚れている
靴底はクレープソールと言って天然樹脂で出来ており、これが地面の汚れを抱き込んでしまう

僕は毎年春になると、このデザートブーツをタワシで丸洗いするのである。

「スニーカーじゃあるまいし、スエードをタワシで丸洗いなんて乱暴なことして大丈夫なの?」と思われるかもしれないが、実は全然大丈夫なのだ。

先日も丸洗いしたので、今回はその模様をお伝えしたい。

用意するもの

  • 亀の子たわし
  • タライもしくはバケツもしくは洗面器
  • 洗濯用洗剤(液体でも粉末でも可)※デリケートな色のシューズの場合は、スウェード専用のシャンプーを使用した方が安心だ

洗い方

  1. タライで洗剤をぬるま湯に溶かしておく
  2. あらかじめ靴紐を外して砂ボコリをブラシで落としたブーツをタライに漬け込み、十分濡らす
  3. スエード部分からタワシでやさしくこする。特に汚れやすいトゥ(つま先)やコバ部分は念入りに洗う。
  4. 次にソール部分を洗う(天然樹脂で出来たクレープソールはあまり綺麗にならないが、これは素材の特性上仕方ない)
  5. 洗い終わったら綺麗にすすぎ、中にクシャクシャにした新聞紙をギュッと詰め込む
  6. 陰干しする
  7. 乾いたらブラッシングし、防水スプレーをかける

ポイントとしてはスエードの方から洗うこと(先にソールから洗うとソールの汚れがスエードについてしまう可能性がある)。洗剤はよく洗い流すこと、洗い終わったら新聞紙をギュッとつま先まで詰め込むことだ。これにより早く乾くし、型崩れも防げる。

靴紐も併せて洗濯しておこう。また、靴紐が痛んでいたら迷わずに新しいのに変えよう。靴紐を新しくするだけで、靴の印象って一気に若返るものだ。

すっかり綺麗になって、印象がシャキッとした(クレープソールの落としきれない汚れは目を瞑るしかない…)。

日常履いていて、ちょっとした汚れがついてしまった場合は、市販のスウェードクリーナーが便利だ。

なお、洗濯洗剤を使って水にドボンと漬けて丸洗い、という方法はシューズメーカーは推奨していない。あくまで自己責任ということでお願いしたい。

春、徐々に服装も薄着になるにつれ、靴の印象は大事になってくる。冬の間に薄汚れた靴はきちんと手入れして、新たな気分で春を迎えたい。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。