【単身赴任の引越し】で失敗しないための3つのポイント

3月になった。僕の住む単身世帯向けマンションでも、引越し業者のトラックに引越し荷物を積み込んでいる光景を見るようになった。少々センチメンタルな気分になる。顔も知らないが、一つ屋根の下で暮らしていた同士が遠くへ旅立つのである。心の中で、「遠くへ行っても元気で活躍したまえ」となぜか若干上から目線でエールを送るのであった。

3月は引越しのピーク

3月は言わずと知れた引越し需要の最盛期である。近年の運送ドライバーの慢性的な不足により、この時期の特に週末の越し業者の争奪戦は熾烈を極めていると聞く。僕の会社にも、自分の希望する日に引越し業者の手配がつかず、荷物が届かないまま新年度を迎えてしまい、やむをえずしばらくホテル暮らしをしてそこから通勤していた、と言う人もいた。大変だったらしい。

僕の場合はどうだったか。僕自身は引越し業者を使わなかったので、何の問題もストレスもなく引越しを終えることが出来た。具体的には単身赴任生活の為に購入した家電と家具は単身赴任の部屋に直接配送してもらい、洋服や細々した日用品は自家用車で運んだ。細々した日用品などと言ってもほんの僅かである。本やCDは引越し前にほぼ処分した。ゴルフセットなど、趣味に使う大きな道具は持っていない(そもそもゴルフが出来ない)。

僕は学生時代から通算すると、一人暮らしの引っ越しは6回ほど経験している。今回は僕の経験をもとに、スムースに引越しを済ますためのポイントをご紹介させて頂きたい。

引越しで失敗しないための3つのポイント

1.とにかく早く業者を予約

これは言うまでもないだろう。3月の週末の引越し業者は争奪戦だ。予約は早ければ早いほどいい。時間があれば安い引越し業者を選ぶ余裕も出てくる。僕の会社の先輩には転勤が決まると、部屋選びの前にまず引越し業者を予約しておくという剛者もいるくらいだ。ただし世の中には3月下旬になって「4月から新しい事業所に行ってね〜」などという非情な会社もある。しかし諦めずにまずは検索してみよう。ちなみに一人暮らしの引越しはトラックをチャーターする他、「単身用引越パック」など他の荷物と一緒に運ばれる方法がある。どちらもメリットデメリットがあるが、検索サイトであれば諸条件比較検討出来るので間違いない。

2.可能であれば部屋は少し余裕を持って契約しておく

僕自身の体験談なのだが、入居予定の1週間前から部屋を借りる契約をしておいた。そして入居予定日の1週間前に妻と一緒に部屋に行き、家具家電の配送の受け取りを済ませておいたのである。電気やガスや水道の手続もその日のうちに完了しておいた為、入居当日にはバタバタする事なく、気持ちに余裕を持って引越しを終えることが出来た。赴任地への距離や、部屋の前住人の退去タイミング、会社の規定などの条件次第だが、もしもこの方法が可能であればおすすめしたい。

3.荷物は出来るだけ少なくし、不用品をわざわざ持って行かない

荷物が少なければ、当然引越し料金が安くなるし、受け入れ可能な業者の数も増えるだろう。新居での開封収納作業も楽だ。大物がなく、いくつかの段ボールに荷物が収まれば通常の宅配便で送ることも可能だ。そもそも一人で暮らすのに必要な荷物なんてたかが知れているはずだが、中には「一人分の引越し荷物なのにこんなにあるの!?」と驚くほどの大荷物の方もいらっしゃる。失礼ながらその中身ってなんだろう。もしももう着ない洋服や、読まない本、聴かなくなったCDなどが詰め込まれていたとしたら、お金と労力をかけてそれらを新居に運び込んで、それらのために窮屈な暮らしをしたのでは本末転倒である。この際思い切って不用品は処分して、すっきり広々した生活を始めてみてはいかがだろうか。

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また、中には単身赴任を終えた先輩同僚から不要になったベッドや家電を譲ってあげる、と言うありがたい申し出があるかもしれないが、大変な思いをして新居に持ち込む価値が果たしてあるのか、ここは冷静になって慎重に判断しよう。もはや1年以上の単身赴任でも家電家具はレンタルの方がお得な時代なのだから。

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これだけは引越し荷物に入れず、新居ですぐに使えるように持って行こう

  • トイレットペーパー〜一人暮らしの心配とストレスから、新居に入った途端急に催すことがある。そんな時ペーパーがなかったらどうしよう。買いに行くにももうすぐ引越し屋がくる時間だし…考えただけでも恐ろしいではないか。すぐに使えるように一本持って行くのがおすすめだ。
  • 使い古しのスリッパ〜新しい物件と言うのはクリーニングしてあるのが一般的だが、春の埃っぽい空気の中、ドアを開けっぱなしにして引越し業者が出入りすると、すぐに床が埃だらけになる。せっかく新居用に新しいスリッパを新調してもすぐに真っ黒では悲しい。本宅から使い古しのスリッパを一足持って行くのがおすすめだ。
  • 粗品でもらったタオル〜汚れた床などをさっと掃除するのにあると便利だ。
  • 防寒具〜3月も下旬になると、日中はポカポカと暖かく、上着などいらないと感じるかもしれない。しかし午後日が陰ってくると急に肌寒くなったりする。防寒着は引越し荷物の段ボールのどこかに入れたはずだけど…まあ後でいいや、などと言っているうちに風邪をひいてしまう。少しでも寒く感じたらすぐに羽織れるように用意しておこう。
  • カッターナイフ〜引越し荷物や買ったものを開封するのに一本あると便利。ただし機内持ち込みはできないので注意。

単身赴任を始めたばかりの時期は、新しい職場環境、慣れない住環境でただでさえ疲労・ストレスが溜まるもので、結構この時期に体調を崩したりする。僕も赴任してすぐに咳が止まらなくなり、参った経験がある。せめて引越しはスムースに終えて、ゆっくり休息できる住環境を一刻も早く整えることが大切だ。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。