【単身赴任を決めたら】最初に心得ておきたい3つのポイント

長野での単身赴任生活6年目突入が決定した

2月になり、そろそろ多くの企業で春の人事異動の内示が出る時期となった。

僕の会社も然り。内示が出されたこの時期は社内がなんとなく浮足だった雰囲気になる。ただし僕のところには何の連絡も来なかった。従って長野での単身赴任生活は6年目に突入することが決まった。

何事であっても、5年も続けていれば一通りのことは経験し、わかってくる。もはや初心者の域は卒業したと言えよう。しかしまだベテランと言われるほどではない。単身赴任5年目の僕はさしずめ、中堅の入口、役職でいえば班長、と言ったところであろうか。

この春、転勤を言い渡され、逡巡の末に単身赴任することを決心した方も多いだろう。何せ、今や家族持ちの人が転勤を言い渡された場合、約半数の人が単身赴任を選んでいるのだそうだ。

もしかしたら新たに単身赴任を始める方が、このブログにたどり着き、新たな読者になってくれるかもしれない。春はこのブログにとっても新規顧客獲得のための大事な営業強化期間なのだ。

単身赴任のメリットは?

まず、僕自身の考えだと単身赴任にメリットなどない。経済的にも精神的にもデメリットだらけである。特に僕の場合、転勤は無期限で、本宅近くの元の事業所に戻れる保証はない。どころか戻れる可能性はほとんどない。次にどこに行くかもわからない。すなわち、いつ本宅に戻れるかはわからない。寅さんのような放浪の旅を続けているようなものである。

しかし、転勤があることを承知で入社したのも、最終的に単身赴任することを選んだのも自分自身だ。であればクヨクヨばかりしていても仕方ない。単身赴任期間中だって自分の大切な人生の一期間なのだ。日々の生活に小さな楽しみ・面白みを見つけて、逞しく生きていくしかない。

僕がこのブログを始めてからずっと言い続けて来たことだ。

単身赴任のスタートを成功させる3つの心得

1.クヨクヨした顔を家族に見せない

愛する家族と離れ、見知らぬ地で一人生活を始めるのだ。経済的なこと、食事のこと、残された妻(旦那の場合もあろうが、今回は妻としておく)や子供のこと、心配事は尽きないだろう。自ずとため息が増え、暗い顔になってしまうかもしれない。しかし、不安なのはあなただけではない。残される家族だって同じくらい寂しく、不安なはずだ。そんな時、肝心要のあなたが暗い顔をしてため息をついていたらどうだろうか。

まずは家族の元を離れるあなた自身が「寂しいけど大丈夫、あっちの美味しいものを送るから楽しみにしていなさい。落ち着いたら遊びに来なさい」というくらいの度量の大きさを見せたいところだ。

2.慢性的な家計の赤字は何としても避ける

単身赴任は家族一緒に暮らすよりもお金がかかる。これは紛れもない事実だ。しかし、単身赴任によって家計が慢性的に赤字になることは何としても避けたいところだ。どんな企業だって、赤字が続けば必ず破綻する。しかし家計においては赤字を仕方ないこと、として受け入れてしまう人が意外と多い。夫婦でよく話し合って、家計の黒字を前提に単身赴任生活の予算を決める必要がある。そのためにはお金がかかる趣味が複数ある人であればこれを機会に本当にやりたいことに絞り込んでみたり、自炊にチャレンジする事も必要だ。そもそも家計云々に関わらず、「自分で自分の飯を作る」、今時男女関係なくこれくらいのことは出来るようになっておくべきだ。

3.物件は優先順位を決め、妥協出来る点は妥協する

この時期の単身者向け物件は争奪戦で、一刻も早く決めるに越したことはない。ただし急ぐあまり、いざ住んでみたら思いのほか使い勝手が悪い、ということになる可能性もある。物件探しはまず条件を優先順位を決めて、妥協すべき点は思い切って妥協する事も必要だ。例えば、自動車通勤するのであれば別に辺鄙なところでも良いし、近所にスーパーやコンビニがなくても我慢できるだろう。

部屋は広い必要はない。6畳程度のワンルームで十分だ。小さな部屋の方が掃除が楽だし、光熱費だって少なくて済む。

新たに単身赴任を始める人に伝えたい

単身赴任もうすぐ6年目に突入する、単身赴任班長の僕から、新たに単身赴任することを決めて途方に暮れているあなたに一言言いたい言葉は、「大丈夫、なんとかなる」ということだ。

単身赴任は確かに孤独で、不便で、お金がかかる。しかし人間というのは罪深い生き物だ。大抵のことにはやがて慣れ、適応してしまうのである。一見無味乾燥な暮らしのように見えるかもしれないが、そんな中でもささやかな楽しみを見つけることも出来る。全ては、主体となる自身の心持ち次第なのである。

やってみてどうしてもダメだったら、その時は仕事を捨てて家族の元に帰るのも全然ありだ。

ロクでもない単身赴任生活ではあるが、一緒に寂しがりながら・面白がりながらやれるところまでやって見ようじゃありませんか!

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。