【単身赴任の休日】の質を下げてしまう、残念な行動4選
単身赴任の皆さん、寒いですね。暖かくして過ごしていますか?
さて、単身赴任の皆さんはどのくらいの頻度で家族に会いに本宅に帰れるだろうか。これは本宅から単身赴任先までの距離とか、家族との関係にもよるだろうが、休日は必ず本宅に帰るという方もいらっしゃれば、数ヶ月、あるいは一年に一度、という方もいらっしゃると思う。ちなみに僕はほぼ1ヶ月に一度である。
僕のように休日の度に家族の元に帰れない単身赴任者であれば、単身赴任先で一人で過ごさざるを得ない休日の過ごし方を考える必要が出てくる。
僕は家族と過ごそうが、一人であろうが休日というのはとても大事なものだと考えているので、漫然と過ごして気付いたら「あっ、もう休みが終わりか、一体この週末何してたんだっけ」となるのは我慢ならない。こんな休日の終わり方では翌日からの仕事も頑張ろうという気になれない(まあ、充実した休日の翌日でもそれほど頑張るわけではないが…)。
僕自身が体験した、単身赴任先での残念な休日の過ごし方
今回は、僕自身が単身赴任を始めた当初に実際に体験した、今思えば単身赴任の質を下げてしまった我ながら残念な行動を4つ挙げてみた。今はこれらと決別したことで、まあまあ充実した一人の休日を楽しめている。
僕の残念な体験を反面教師にして、充実した休日の過ごし方のヒントになれば幸いだ。
1.休みの日に特に用事もないのに会社に行ってしまう
休日明けに締切が迫った大事な仕事が終わっていないという訳ではない。休日に特にやることも行くところも思い浮かばないので、何となく無人の会社に来て、パソコンを開いて何となく時間を潰してしまう。タチが悪いのが休みの日でも会社に来れば何となく何かをやっているような錯覚を覚え、充足感を得られてしまうことである。しかし実際には無人の会社の警備員の役割は果たせるかもしれないが、無給で警備員役を買って出たところで、何も生み出さない。
2.休みの日にやることがないので昼間から酒を飲んでしまう
昼から飲むこと自体が悪いと言っているのではない。たまに昼から飲む酒の美味しさは僕も知っている。ただ、休みの日にやることがないからと言って昼からダラダラ飲むことが習慣化してしまうのは極めて良くない。アルコール依存につながるし、車を持っている人であれば、夕方に外出の用事を思い出して、もう飲み終えてから時間が経っているので酒は抜けているだろうと、実際には酒気帯び状態で運転してしまうリスクもある。
3.部屋にいてもスマホしかやることがない
今のような寒い時期、休みの日は部屋で過ごすのも決して悪くはない。しかし特にやることも見つからず、一日中スマホをダラダラいじって気がつけばもう夕方、というのではあまりにも侘しい。「一体俺この休み何やってたんだろう」と呆然とした気分でサザエさんのエンディングを見ることになってしまう。
4.出かける先がなくショッピングモールに行ってしまう
部屋でじっとしているのも気が滅入るのでとりあえず出かけてみたはいいが、どこに行けば良いのかわからず結局イオンモールやドンキホーテに行って、あてもなくブラブラして、楽しそうな家族連れの姿を見て一層惨めな気分になるというもの。
単身赴任先での休日も大事な人生の一期間だ
上記のような行動をしてしまう根底に共通しているのは、「一人の休日をどうやって過ごせばよいかわからない」という点だ。実際、単身赴任を始めた当初の僕がまさにそうであった。
単身赴任生活を5年送った今となって思うことは、別に特別な趣味を無理して見つける必要はない。ただ、今日は5km歩いてみようとか、今日は小説を1冊読んでみようとか、小さなことで良いから目標を立ててみることだ。そして何より大切なのは、その時間を一所懸命楽しんでみようという気持ちを持つことだ。
単身赴任先で一人で過ごさざるをえない休日、確かに寂しいし、侘しい。しかし、こんな時間だって人生の貴重な一期間だ。
僕は「時間を潰す」という言葉が嫌いだ。限りある人生、潰して良い時間などないはずだ。
一人は一人で仕方ない、この寂しい時間だって面白がる、楽しむスキルを身につける絶好の機会ではないか。僕はそう思う。