日々の生活をシンプルにして「面倒臭い」を減らそう
面倒くさいことからは逃げられない
「面倒臭い」って嫌な感覚だ。面倒臭いこと自体が嫌なのは当然、「面倒臭いなあ」と感じる自分の気持ちも嫌だ。もちろん、面倒なことを押し付けて来る相手はものすごく嫌だ。
しかし、会社で仕事をしている以上面倒臭いことから逃れることはなかなか難しい。社内外問わず、面倒な事を押し付けてくる人というのは必ずいる。「どうしてこう面倒臭く考えるのだろう、もっとシンプルに考えれば良いのに」と思うが、大体そのような面倒な案件を押し付けてくる人というのは頭が硬い場合が多いので、こちらから下手に助言などしても怒りを買うだけである。従って、「あ〜面倒くせ〜」と心の中でブツブツ言いながらもその面倒臭い案件に対応しなければならない。そもそもそのような仕事というのは大抵生産性は低い。こういう仕事はずっしりと疲れる。
そのような日に家に帰ってきて、また面倒臭い家事をあれこれしたくない。
しかし、腹は減った。飯は食べなくてはならない。散らかった部屋も嫌だ。明日はゴミを出す日だからまとめておかなければ。
生きるというのは面倒臭いことの連続なのだ。
無くすことは出来ないが少なくすることは出来る
しかし、日々の生活から面倒臭いを「無くす」ことは無理でも、「減らす」ことは出来る。
僕は単身赴任をするにあたってそれを意識して実践してきた。
まず、持ち物を必要最小限にすれば、片付けの手間と時間を減らすことが出来る。
用が済んだ郵送物や領収書はすぐ捨てる。部屋は全部フローリングでラグマットなどもないので電気掃除機は不要で、フローリングワイパーでさっと掃除出来る。
料理はできるだけシンプルにする。野菜は切るだけ・茹でるだけ・蒸すだけが多い。凝った料理はたまに外で食べれば良いと割り切る。
洗濯は自宅でするが、乾燥はコインランドリーを使う(つい昨年末までは洗濯もコインランドリーだった)。
やらなくてはいけないことの数が減ると、一つ一つを丁寧にやるようになる。少ない手間で成果が目に見えて出るのだから、とても気持ち良い。
そうすると不思議なもので、「面倒臭い」という感覚が起きなくなった。もともと家事好きではあったが、休みの日の朝なんかも「さあ、さっさと掃除と洗濯を終わらせて楽しいことをしよう」という気持ちになるのである。ま、休日の楽しいことと言ってもジョギングくらいなのだが。
でも週末のジョギングと水泳、平日も少しづつだが自重筋トレを継続してきたお陰で徐々に体力がついてきた。面倒臭いという感覚が起きなくなったのはこの体力がついたお陰も少なくないと考えている。
面倒な家事を減らしたお陰で体力作りをする時間が出来る→体力がつくと面倒臭いという感覚が起きづらくなる→より日常生活の満足度が上がる、という好循環が生まれてきたように感じる(何だかちょっとインチキ臭くなってきたかな)。
生きている以上、「面倒臭い」から完全に解放されることは無理だ。
しかし、心掛け次第で少なくすることは十分可能なのである。