ミニマルでも居心地良い部屋にするポイント
僕は自分の部屋の居心地にはこだわる方だ。
単身赴任の部屋なんて所詮仮の住まいではあるが、それでもここで過ごす何年間のうち、半分近くはこの部屋で過ごすのである。ミニマリストを志ているから自ずとミニマムな部屋にはなるが、それでも居心地良い部屋にしたい。
僕の部屋の画像を見て殺風景と感じる方もいると思う。しかし、住んでいる僕自身は決して居心地が悪いとは思っていない。それには僕なりのちょっとしたこだわりがある。今回はそのこだわりについてちょっとご紹介したい。
1.色目・テイストを統一する
僕は単身赴任にあたって、最小限の家具は無印良品で統一した。ミニマル・シンプルライフを志す人は無印良品大好きな人が多いが、これは十分納得出来る。無印良品で統一しておけばまず失敗がないからである。「判で押したように皆無印じゃ面白くない、無個性だ」と言う方もいるかもしれないが、家具なんかで個性を出しても大して意味はないのである。無印良品でなくとももちろん良いのだが、その際は色目・カラー・テイストの統一感・バランスを意識することだ。シンプルでナチュラルなテーブルと、重厚なベッドが同じ部屋にあったらバランスが悪いだろう。
2.プラスチック収納を目につくところに置かない
プラスチック収納用品は確かに便利だ。軽いし、安いし、重ねられるし、中身も見える。これがあればスッキリした部屋が作れそうな気がする。僕も普段着る洋服の収納用に無印良品のを三つ持っている。しかし、これが部屋に置いてあると一気に生活感が出てしまう。プラスチックケースに何を入れるか、購入前によく考えたい。最後に着たのは何年も前のTシャツとか、家電の説明書とか保証書とか光熱費の領収書なんかをいつまでもとっておくためにケースを買う必要はない。僕は全部捨てた。家電の説明書は全部ネットで見られる。保証書はスマホの画像に撮って捨ててしまった。領収書なんかは取っておいても少なくとも僕にはなんの役にも立たない。プラスチック収納と、それに収納するものは最小限にしよう。
3.窓際に手を抜かない
家具を買って家電製品を買って、大物はこれでオッケー、予算も大体使い果たした頃にハッと気付くのが窓だ。カーテンって意外と高い。そこで妥協して安物をホームセンターで買ったりしてしまう。これが失敗の素だ。これは僕が人生で初めて一人暮らしを始めた時に経験した痛い経験だ。ダサいカーテンは部屋の全てをぶち壊すほどの破壊力を持っている。僕のおすすめはブラインドだ。確かに初期投資は安くない。しかしダサいカーテンだって決して安くはない。そのクールな表情はミニマルルームにはぴったりだ。
4.照明には少しこだわってみる
僕が住んでいる部屋の照明は天井直付けのシーリングライトである。賃貸物件によく見られる、丸いプラスチックのカバーが付いていて、蛍光灯がつくやつである。これがいかん。夜、灯りをつけると白く冷たい光に煌々と照らされた部屋は職場の休憩室を思い起こさせ、侘しさを増大させる。しかし、賃貸物件で照明器具そのものを変えるのもなかなか大変だ。そこで僕はまず蛍光管を電球色に変えた。これだけでも温かみが出てだいぶ違うが、さらにIKEAの通販で購入したフロアランプを購入した。陰影が出てとても雰囲気が良くなった。照明は部屋の雰囲気にものすごく影響する。余計な物は買わない、をモットーにしているが、これは僕にとって必要なものであった。
単身赴任者の部屋なんて、飯食って寝るだけの場所である。
しかし、飯食って寝るってとても大事なことだ。それをやる場所は居心地がいい方が良いに決まっている。ちょっとした心掛けとほんの少しのコストで単身赴任の部屋でもそれを実現することは十分に可能だ。