電気掃除機なしで2年半暮らしてみた男子の生活の記録
僕は電気掃除機を持っていない。
部屋は7畳ほどのワンルーム、台所・洗面所を含めて全てフローリングである。
ラグやマットといった敷物類は一切ない。
掃除は無印良品で購入した掃除用品シムテムのフローリングモップを使用している。まず最初にドライシートを装着して埃を取り、その後水で濡らしたファイバークロスを装着して水拭きをする。
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台所の床に油が跳ねた時などはウタマロ洗剤をスプレーしてからファイバークロスで拭く。
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この掃除を毎週土曜日の朝行う。所要時間は約20分である。20分で床はトイレも含めてピカピカだ。
20分で隅々まで掃除出来るのはこれはひとえに部屋に物が少ないためである。何せ部屋にはテーブルと椅子と、フロアランプとテレビを載せているカラーボックスとゴミ箱以外には何もない。物をよけてそこを掃除してまた元に戻す、という動作が最小限で済む。
一時期電気掃除機が欲しくなり、電器屋を見て回ったがカラフルでゴツい掃除機を自宅に持ち込むことに何か気の重さを感じ、結局「まあいいか」と考えて今に至る。
掃除機と比較したフローリングモップの利点は、小さく、軽く、安く、静かなことである。ちょっと汚れが目についたら深夜早朝でもさっと掃除ができる。
冷静に考えてみると、部屋中をスクロールするという動作については掃除機もフローリングモップも変わりないわけで、掃除機にしたから格別便利になる、ということはないことに気付いてしまった。むしろコードを引っ張り出してとか、掃除が終わった後にゴミを取り出してとか、ヘッドのブラシに絡まった髪の毛を取ったりとか、掃除機の方が手間がかかることも多い。
床がフローリングで敷物がない、というのが前提となるが、一人暮らしのワンルーム程度の部屋であれば掃除機がなくとも不便なく掃除が出来ることが2年半の生活を経てよくわかった。
もしも今懸賞かなんかで掃除機がタダでもらえたとしても、恐らくすぐにヤフオクに出品してしまうだろう。
人によって部屋の環境や、ライフスタイルの違いがあるので一概に「掃除機はいらない」とはもちろん言えない。しかし少なくとも僕は、掃除機も洗濯機も持っていないが十分快適に生活できている。