【プラウドメン・グルーミングバーム】ほのかに良い香りの中年男子を目指して買ってみた

プラウドメン・グルーミングバーム

人が発する「におい」「香り」というのは、他人に与える印象の中で最も強い影響を与えるのだという。要するに、ビジュアルが良くても嫌な臭いを発していれば印象は悪くなるし、逆にビジュアルがイマイチであっても良い香りを発していると好感度というのはグンと上がるらしい。しかも、最初に感じた嗅覚の印象というのは長いこと記憶され、そう簡単に覆されることはないのだという。

においが他人に与える印象

  • 「石鹸の匂いがすると清潔感がある気がしてしまう」30 代女性
  • 「印象悪い人が印象よくなった」30 代男性
  • 「おしゃれな人だと感じた」40 代女性
  • 「別に好みのタイプでもないのに、好きな香りがすると好きになりそうになる」30 代女性
  • 「においがいいと、その人の印象もよくなるが、逆に臭いなと思うと心の距離が開く」20 代女性

(引用 (株)フィッツコーポレーション【2人に1人が「香り」で第一印象を判断】)

実に恐ろしいではないか。

所詮人間も生身の動物であるから、臭いを発するのはごく自然なことである。しかし他人と社会生活を送る以上、やはり他人に不快感を与えない程度の対策は特に中年に差し掛かった我々世代には必要だ。

僕は朝の出勤前には制汗剤を塗り込み、一日着用した服は洗濯前に酸素系漂白剤に漬け込んだりと、それなりに気を使ってはいたのだが、やはり猛暑の今年、夕方になると自分の体臭が気になることもあった。もっとも、僕の勤務する事業所の社員の中で女性は僕より年上の事務社員が一人、あとは全員男で若い女性と接する機会などほぼないに等しいので、臭い対策を頑張ってやってもその費用対効果というのはたかが知れているのではあるが。

そんな中、何気なく見ていたインスタグラムの広告で、「香水以下」「ビジネスシーンでも安心」というフレーズのプラウドメンの「グルーミングバーム」に目を奪われたのである。

PROUDMEN(プラウドメン)とは

身嗜みをスマートに整えるためのビジネスツールブランド。華美に見せるのではなく、さりげなく上質にビネスマンの身嗜みを整え、ビジネスシーンでの好印象、自信へとつながるツールでありたいとの考えのもと、スーツリフレッシャーなどの衣料用消臭剤、スキンケア、ヘアケア、ボディケアなどのアイテムを幅広く展開している。(引用 PROUDMEN公式サイト)

若い頃は僕ら世代向けの男性用化粧品ブランドというのはたくさんあった。しかし40代になって、改めて今から化粧品を使ってみようと思い立った時に、どのブランドを買えば良いのかわからない、というのは僕ら世代の切実な悩みではないだろうか。そのような迷える子羊ならぬ迷える中年羊の希望の星がこの日本発のブランド、「プラウドメン」である。

平凡な日本人サラリーマンをくすぐる「香水以下」というキャッチフレーズ

自分の体臭を消すこと、これだけに腐心するだけではなく少し香りをつけて楽しんでみる、という発想はこれまでもないわけではなかったが、今更香水を使うのも抵抗がある。突然香水の香りなんか纏って出勤したら、部下に「支店長、急に香水なんかつけ始めたぞ」「きっと浮気でも始めたに違いない」などと陰口を叩かれるのは目に見えている。

もっとも、食品関係の会社であるから強い香りの香水などは元々ご法度である。またきつい香りの柔軟剤も苦手である。

そんな時に出会ったプラウドメンのグルーミングバームは、「香水以下の香り」、「ビジネスシーンでも安心」と、ごく平凡な日本人サラリーマンである僕の心をくすぐるキーワードで僕にグイグイ迫って来たのである。

しかも、そこらじゅうのドラッグストアで売っているわけではない。長野市内で唯一の販売店が「東急ハンズ長野店」となっているではないか。東急ハンズでしか売っていない、というのは何となく製品に信頼が置けるように思える。

早速東急ハンズ長野店に行ってみた。女性ばかりの化粧品コーナーを挙動不審でキョロキョロ探したら、結構目立つ場所に売られているのを見つけた。この歳になって初めて自分に香りを着けるという恥ずかしさというか後ろめたさに苛まれたが、大人の男性でも抵抗のない落ち着いたパッケージが有難い。香りは「シトラス」「シトラス・ムスク」「グリーン・ウッド」の3種類。テスターの瓶をクンクンしてみたが、いまいち違いがわからない、というか製品の状態だとほとんど香りがしない。とりあえず一番無難そうな「シトラス」を購入してみた。

早速使ってみると

家に帰って開封して見ると、なめらかなクリーム状である。早速翌日、小指の爪の先ほどの量のクリームを脇の下、首筋に塗って出勤してみた。

香水以下、という謳い文句だけあって、涼しいところでじっとしているだけでは自分自身で香りを感じることはほとんどない。長野市内の今日の最高気温は33度、晴れ、日差しは強めだが8月も下旬ということもあり、秋めいた風が時折吹いてくる。日中出かける用事があり、汗ばむ場面も何度かあったのだが、そのような状態で体を動かすと、シトラスのほのかな良い香りが自分の体から立ち上ってくるのがわかる。

この汗ばんだ、体温の高い状態で体を動かすとシトラスの香りが立ち上ってくる状態は夕方の退勤時まで続いた。帰宅後、自分の着ていた衣服の臭いをチェックしたが、十分合格点であった。これはいいぞ。

控えめながら自分に自信を持たせてくれる

令和の時代、中年男子とはいえ、いや、中年男子だからこそ自身のにおいにも十分注意を払いたい。自分の発するにおいのせいで自分に自信が持てないと、それは相手にも敏感に伝わるものである。それではどんなに素晴らしいアイデアを持っていたとしても、相手にうまく伝えることはできないであろう。においを抑え込むだけの守りの姿勢だけではなく、もう一方踏み込んで、ほのかに良い香りのする中年男子を目指してみる積極姿勢を楽しんでみるも良いのではないだろうか。

プラウドメンのグルーミングバームは、僕のように自分自身に香りをつけるという行為に慣れていない日本人男子にとって、でしゃばらない控えめな脇役に徹しながらも、自信と安心して香りを楽しむことをもたらしてくれる、頼もしい味方だ。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。