もう服選びで失敗したくない40代男子が服を買う時に気をつけている 4つのポイント

40代男のファッション

もう2022年の夏も終わり。まだ日中は暑いものの、空気はすっかり秋めいてきた。こんな季節の休日は服選びが楽しい。季節ごとのアイテムのミックスが楽しめるからだ。

今日の格好はグラミチのNNショーツに、上はフィールズダルボー(現在はKANELLという創業当時のブランド名に回帰している)のバスクシャツ。出かける時はパラブーツのアヴィニョンを履いてみよう。

40代ミニマリスト男子の手持ちの服の数

僕の手持ちの服は最小限である。休みの日は週に2日、連休があってせいぜい3日だから、各シーズンそれぞれ2〜3着分あれば十分と考えている。したがってクローゼットはスカスカである。この春夏は何も買わなかった。

しかし、それらの服は厳選して購入したお気に入りの一軍選手ばかりである。僕はファストファッションは一着も持っていない。ふらっと訪れたショッピングモールで衝動買いすることもない。

僕の手持ちの服は僕のファッションの師匠、徳島のBoysmarketというセレクトショップで紹介されたブランド・アイテムを参考にして熟慮を重ね、コツコツ買い集めてきた服である。したがって僕自身に服のセレクトのセンスがある訳ではない。全て師匠のおかげである。

こんな僕であるが、師匠に出会うまでには数多くの失敗を犯してきた。一体これまでにいくらの金を無駄にしてきただろうかと思うと暗澹たる気持ちになる。

基本的にケチだから、この歳になって買い物での失敗はもうしたくない。今回は服の買い物にまつわるこれまでの失敗から得た、買い物をするときに気をつけているポイントをご紹介したい。

僕はファストファッションの服は持っていないが、このポイントさえ押さえればファストファッションでもおしゃれというのは十分楽しめると思う。

共感してくれたり、服選びに悩んでいる同世代の方の少しでも参考になれば誠に幸いである。

もう服選びで失敗しないための4つのポイント

服で個性を出そう・自分を表現しよう・カッコつけようなどと考えない

服で個性を出そう・自分を表現しよう、まして服でカッコつけようなどと考えるのは、若者であれば許される。しかしファッションに対する興味からしばらく離れていた中年がそれをやっても間違いなくイタイおじさんになるだけだ。「オーソドックスであること」、服に限らず大人の男子の買い物にはまずはこれが基本である。

細部に妙な色気を出しているアイテムは選ばない

例えばシャツの襟の形がちょっと変わっているとか、クセの強いワンポイントが入っているとか、パンツの裾を折り返した時にストライプの模様が見えるとか、細部に妙な色気・個性を出しているアイテムは避ける。絶対に飽きるし、そういうのは決しておしゃれではない。ディテールはあくまで普通であること。あんまり普通だと、買う時は物足りなく思えるかもしれないが、飽きずに長く着るためにはこれが一番だし、結局はこれが一番おしゃれになるのである。

色々な色を買わない

僕の持っている私服の8割はブルー系である。かつてはTシャツがブルーだったらパンツはベージュ系の方がいいかな、などと相反する色の組み合わせを考えていたが、今では上も下もブルー系の格好、ということも多い。たまには違う色を、などと冒険すると手持ちのアイテムと合わないリスクも大きくなる。特にベージュ・ブラウン・グレーといった、一見何にでも合いそうな色はおじさんが着るのは要注意だ。下手をすると一気におじさん臭さを増幅させる危険がある。一口に青と言ってもその濃さ・ニュアンスは無数だ。青同士の組み合わせだからといって、決して見た目が単調になるわけではない。むしろ洗練されて若々しく見えるのでお勧めだ。

僕の夏のクロゼットにある青系の服達。同じ青系とはいえこれだけのニュアンスの違いがある。

服選びの成否の8割はサイズ選びで決まる

これまでの失敗を振り返ると、ほぼ全てがサイズ選びのミステイクであった。マネキン人形が着ていると格好よく見えるのに、いざ購入して家に帰ってそれを着た自分の姿を見ると、どうも野暮ったく、どこか子供っぽい。「俺って何を着てもイマイチ似合わないなあ、身長が足りないからか、足が短いからかなあ」と自信をなくし、半ば諦めていた。しかし、自分にとってのジャストサイズはMサイズだとずーっと思い込んでいたのだが、ある時試しにSサイズを着てみたところ、とてもシュッとした見た目になったのである。それ以来、服を買う際はサイズを一番気をつけるようになった。ブランドにもよるが、今ではほとんどがSサイズ、パタゴニアに至っては最小のXSサイズである(ちなみに170cm58kgのごくごく標準的な日本人男子の体型である)。そういう目で街を歩く同年代の男子の格好を見てみると、ワンサイズ小さくすれば見違える様に洗練されるのにもったいない、と思う場合が非常に多い。同じような悩みをお持ちであれば、今度服を買うとき、自分の思い込んでいるジャストサイズよりひとつ小さいのをぜひ試して欲しい。

服に関する悩みから解放される

この歳になってようやく、服に関する悩みから解放されるようになった。同時に、欲しい服というのがなくなってきた。手持ちのものでもう十分、あとはダメになったら同じブランドの同じ製品を買えば良い。定番メーカーの定番品とは言っても、時代の流れととも機能・デザインが少しづつ進歩していたりする。こちらとしては余計な心配をせず、着こなしのことだけ楽しんで考えればいい。

こんな服との関係、実に快適である。同時に服のことであれこれ悩んだり、いつかこれが欲しい、頑張って買ってやるぞ、と熱くなっていた若い頃が懐かしくも思えるのである。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。

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