【CRESCENT DOWNWORKS NBNW】一生の相棒になるダウンベスト
長野は朝晩、急に寒くなってきた。
この週末は慌てて衣替えをした。
僕の場合、大した数の服を持っているわけではないので、一年分の洋服がクロゼットのバーに掛けてある。
だから衣替えと言ってもクロゼットのバーの夏秋物の服を奥に掛け替え、冬物を中心部に掛け替える。これだけである。時間にして2分で終わってしまった。
冬物がクロゼットの中心に並んだ風景を見ると、「ああ今年も冬が来たんだなあ」と実感する。
そんな冬物のアイテムの中で、いちばんのお気に入りで尚且つ一番高価なのが、今回ご紹介する「CRESCENT DOWNWORKS(クレセント・ダウンワークス)」の「NORTH BY NORTHWEST(ノースバイノースウエスト)」というダウンベストだ。
CRESCENT DOWNWORKS(クレセント・ダウンワークス)とは
1974年にアメリカのシアトルで創業されたダウンアイテム専業ブランド。今では希少な純アメリカ産を貫き、手作業による縫製が施されている。中綿にはフェザーを用いず上質なダウンを100%使用しており、保温性は抜群で極めて軽い。その機能性の高さとベーシックながら古臭くならないデザインで世界中のファッション好きの間で絶大な人気を誇る。
NORTH BY NORTHWEST(ノースバイノースウェスト)とは
「NORTH BY NORTHWEST」(以下NBNW)とは1959年にアメリカで公開された映画のタイトルだ。そのタイトルを製品名に冠した、クレセント・ダウンワークス社を代表するダウンベスト。
素材には滑らかな肌触りと美しい発色が特徴の「ストリークフリー」というナイロン素材を使用。
中綿はグースダウンを100%使用しており、700フィルパワーの保温性を誇る。
この製品の特徴はタイトなシルエットで丈も若干短めであること。もともとはインナー用ダウンとして開発されたらしい。サイドにかけて切り上げられた裾のカットのおかげでボックスシルエットにならず、これのおかげで着た時にとてもスマートに見える。ダブルジップで好きなポジションで開け閉めすることが出来る。
シンプルなデザインだから組み合わせる相手を選ばない。カジュアルスタイルはもちろん、ジャケットやブレザーの上から羽織っても様になるし、もちろんコートやパーカのインナーに着れば700フィルパワーの格別の暖かさをもたらしてくれる。。
僕が買ったNBNWは「Boysmarket」の別注品
僕が6年前に購入したネイビーのNBNWが、僕が勝手にファッションの師匠としている、徳島のセレクトショップ、Boysmarketの別注商品だ。
標準品との相違点は、標準品のジッパーが黒色のプラスチック製ジッパーなのが、別注品はユニバーサル社製のシルバーの真鍮ジッパーになっている点である。
たかがジッパーと侮ることなかれ。この真鍮ジッパーが実に格好良いアクセントになっている。
最新のBoysmarketの別注品はこのジッパーがYKK社製に変更されている。細部にこだわるBoysmarketがYKK社製に変更したのは諸々の事情があったと思うが、やはり見た目の格好良さではユニバーサル社製に軍杯が上がるし、ユニバーサル社製のジッパーの機能にも不満は持っていないので、ユニバーサル社製のジッパーが装備された自身のNBNWを大切に使って行きたいと思う。
ちなみにBoysmarketの別注品のNBNWは毎年限られた期間の予約販売となり、今年の予約はもう終わっているのでBoysmarketの別注品がどうしても欲しい方は来年まで待つしかない。
サイズだが、170cm60kg、ウェスト76cmという標準体型の僕でSサイズがちょうど良い。
実際に着てみると
まるで着ていることを忘れてしまうほど、ふわふわと本当に軽い。
700フィルパワーの保温性能は伊達じゃない。上半身に暖かい空気を纏って歩いているような感覚だ。
アウトドア臭さがないので、僕の持っているあらゆる洋服に合う。
晩秋のちょっと寒い日にはINDIVIDUALIZEDのボタンダウンシャツや、ジョンスメドレーのニットの上にさっと羽織って、もう少し寒くなったらパタゴニアのベター・セーター・ジャケットやD.C.WHITEのブレザーの上に、厳冬期にはパタゴニアのイスマス・パーカのインナーにと大活躍してくれそうだ。
自宅の洗濯機で気兼ねなく洗濯出来るタフさも魅力だ。
これさえあれば冬が待ち遠しくなる
極めて軽くて、暖かくて、格好良くて、タフである。
NBNWを手に入れてから、冬が待ち遠しく感じるようになった。決して安い買い物ではなかったが、きっと一生の冬の伴侶として、僕を寒さから守ってくれるだろう。そう考えれば、実にリーズナブルな買い物をしたと思っている。