ポエングを手放して無印の「ハイバックリクライニングチェア」に買い換えた理由
一年ちょっと前にIKEAのオンラインショップで購入したポエングを、引越しのタイミングで手放すことにした。
そして代わりに無印良品の「リクライニングソファ」を購入ではなく、「月額定額サービス」を利用して手に入れることにしたので今回はそれについてお話ししたい。
買って一年ちょっとのポエングを手放した理由
わざわざ買って一年ちょっとしか経っていないポエングをなぜ手放すことにしたのか。
理由はどうにも座り心地が僕と相性が良くなく、しっくりこなかったことだ。
僕が買ったのポエングは「ヒッラレド」という比較的上位のモデルであった。
スタンダードグレードのポエングと比較するとクッションも厚めで、カバーの生地もちょっと高級感がある。組み立ててみて「うむ。これは良さそうだぞ」と嬉しくなった。
しかし、いざ座ってみるとどうにもしっくりこない。枕部分のクッションの厚いため、頭部分で真上方向に湾曲している木のフレームと相まって、頭が前傾姿勢になり顎を引く形となる。
これが長時間座っているとどうにも疲れる。肩が凝る。
途中で座布団を買って座高を高くしたら少しは座り心地が改善されたのだが、やはり心から納得いく座り心地にはならない。せっかく買ったのだからしばらく使おう、という思いもあったのだが、ある日曜日、これに座って何とか寛ごうとしていた時に、「やはりダメだ、僕は君とはこれ以上一緒に暮らせない」という思いが湧き上がってきた。ポエングに僕の思いを率直に伝えたが、ポエングは無言であった(当たり前かな)。
そこで僕はポエングを抱えてセカンドストリートに持ち込んだ。2,000円で買い取ってもらえた。最後までポエングは抵抗することもなく、恨み言を言うわけでもなく大人しくセカストの売却カウンターの奥に消えていった。
これはあくまで僕とポエングの相性が悪かっただけで、ポエング自体が悪い製品というつもりはない。その証拠に、製品レビューを見ても僕が抱いた不満と同じ感想を述べている人は見当たらない。
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不思議なのは、手放してから自宅近くのIKEAに行って、展示品の複数のポエングに座ってみたのだが、これらはいずれも座り心地に問題はなかった。しかも僕が購入したのと全く同じ「ヒッラレド」の展示品もあったので座ってみたのだが。これは頭のクッションも程よく馴染んで、座り心地が良かったのだ。一体どういうことであろうか。まるで僕と別れた女性に久しぶりに会ったら、人が変わったように柔らかく穏やかになっていて、「あんたより余程いい男に会えたの。私幸せだわ」と言われているような気がして、僕は嫉妬に焼き狂う想いであった(俺やっぱりおかしいかな)。
ちょっと座っただけと長時間座っているのでは感想が変わるのかもしれないし、あるいはしばらく座り込んで少しクッションがへたってくると、座り心地が改善されるのかもしれない。もう少し時間をかけて馴染ませる努力をした方が良かったのかもしれない。しかし手放してしまった今となってはどうすることも出来ない。
無印良品の「ハイバックリクライニングソファ」とは?
代わりに僕の部屋に来たのが、無印良品のリクライニングソファである。
無印良品 リクライニングソファの商品説明
好みの角度にリクライニングできるハイバック仕様のパーソナルソファです。あらかじめカバーと本体をセットにし、カバーを装着する手間を省きました。クッション材には粉砕したウレタンを使用しており、ふっくらした座り心地となっております。カバーリング仕様なので、カバーが汚れたら洗濯できます。
背もたれとヘッドレストは好みの角度に調整して、ゆったりと座れるサイズ感とやわらかさにしました。 別売りでオットマンもあるので、足を伸ばしてゆったりくつろぐことができます。
(出典 無印良品ウェブサイト)
無印良品の「月額定額サービス」とは
今回、リクライニングソファは購入ではなく、無印良品で展開している「月額定額サービス」というのを利用することにした。
言ってみればレンタルだが、契約期間が終わった場合、①そのまま返却、②レンタルの延長、③追加費用を払って自分のものにする、の3つの方法から選ぶことが出来る。
無印良品の店舗で一括で購入すると¥39,900なのだが、4年間のレンタルの場合、毎月の支払いは¥800、48ヶ月で¥38,400である。返却の場合はそのまま返却手続きをすれば良いし、買取希望の場合は¥2,000の事務手数料を払えば自分のものに出来る。
無印良品 ハイバックリクライニングソファのレンタル月額料金は
買取の場合 | 契約期間(年) | 月額利用料金 | 満了返却総額 | 買取手数料 | 買取総額 |
39,600 | 1 | 3,300 | 39,600 | 2,300 | 41,900 |
上に同じ | 2 | 1,650 | 39,600 | 2,300 | 41,900 |
上に同じ | 3 | 1,100 | 39,600 | 2,300 | 41,900 |
上に同じ | 4 | 800 | 38,400 | 3,500 | 41,900 |
上記をご覧頂くとわかるように、レンタルを終えて買取を希望する場合でもその費用はわずかだ。
単身赴任の期間が決まっている場合、この大きなソファを購入してしまうと、いざ単身赴任が終わったタイミングでこれをどうするか。自宅で引き続き使うのであれば問題はないが、もう不要となった場合、リサイクルショップに自分で持ち込もうとしてもある程度大きな車が必要だし、一人で運ぶのは困難だ。
その点レンタルであれば不要な場合は業者が引き取りに来てくれるので、色々な煩わしさを心配する必要がない。
無印「ハイバックリクライニングソファ」のレビュー
予想はしていたが、ポエングよりは大きいので部屋の中で存在感がある(幅74cm•奥行114cm•高さ89.5cm)。しかし僕の部屋の数少ない家具は全て無印良品で揃えているので、決して浮くことなく部屋の風景とは最初から馴染んでいる。
ザラっとした感触のカバーのカラーは3色から選べ、僕は落ち着いた色調のブラウンを選んだ。これは汚れも目立たず正解だったと自負している。ちなみに汚れたらカバーを外して丸洗いも可能だ(かなり大変そうだが)。
たっぷりしたサイズのクッションは柔らかく沈み込み、体全体を受け止めてくれる。背もたれは6段階に角度を調節出来、ヘッドレストに至っては14段階の角度調節出来るので、昼寝、テレビ鑑賞、読書、iPadの作業など、場面に応じて相応しい形状に調節できる。
座り心地に関しての不満は一切ない。
しかし、人間の欲望というのは恐ろしいものだ。「座り心地は最高だが、ここにオットマンがあったらもっと最高だろうなあ」と考えてしまうのだ。
流石にオットマンまで買うつもりは今のところないが、軟弱なミニマリストの僕の欲望は油断するといまだに暴走してしまうのだ。
まとめ
この度「無印良品 ハイバックリクライニングソファ」を、月額定額サービスという手軽・身軽な手段で手に入れられたことを、僕は極めて満足している。
これからこれの上で読書したり、テレビを見たり、Youtubeを見たり、ブログを書いたり、ウトウトしたりと、部屋で過ごす時間をより心地よいものにしてくれるのではないかと期待しているのだ。
しかし、無印良品の製品サイトのレビューでは結構辛辣な意見も目につく。一定期間使い込んだ上で改めて正直な感想をレビューしたいと思っているので、乞うご期待。