トマトジュース1缶あれば最高に美味しいトマトソースパスタが簡単に出来る!

自炊派単身赴任の皆さん、お元気ですか〜。突然ですが、皆さんスパゲティは好きですか〜?

僕は大好きです!

特に僕が好きなのがシンプルなトマトソースパスタ。

家族と一緒に過ごしていた時は大きなトマトの缶詰を買って来て、トマトソースを大量に仕込んで小分けにして冷凍しておいたものだが、単身赴任先の小さなキッチンでそれを行うのも面倒だ。市販のトマトソースを購入すれば簡単だが、大抵は2人前なので半分はやはり冷凍保存しておく必要があるし、何より市販のトマトソースは味が濃いのが多くてなかなか気に入ったのに巡り会えない。

そんな僕を救ってくれたのが、「トマトジュース」である。トマトジュースで鍋ひとつでとても簡単に、美味しいトマトソースパスタが出来ることを知ったのだ。

トマトジュースを使ったトマトパスタの作り方

材料

  • トマトジュース  1缶(あるいは180CC)
  • 水        トマトジュースの約半分の量
  • 玉ねぎ      1/8ヶ分
  • オリーブオイル  小さじ1
  • パルメザンチーズ あるいはバター 少々
  • 塩        少々
  • スパゲティ    1人分

レシピ

  1. 玉ねぎをみじん切りにし、極弱火でオリーブオイルで軽く茶色に色づくまで炒める
  2. 炒め上がった玉ねぎにトマトジュースを加え、トマトジュースの半量の水を加え、火を中火に強める
  3. 煮立ったらスパゲティの乾麺の状態で入れる。途中煮詰まるようであれば少し水を加え、袋に記載してある茹で上げ時間煮込む
  4. 茹で加減を見て、固いようであればもう少し加熱する。味見をしながら塩を少量入れて味を整える
  5. 仕上げにパルメザンチーズ、もしくはバターを加えて出来上がり

パスタをあらかじめ茹でる必要がなく、鍋一つでトマトジュースで煮込むように作れるので、簡単だし時短にもなる。もちろんガス代の節約にもなる。

ここにソーセージやベーコンといった肉類、ボイルエビやベビーホタテ、サバ缶やツナ缶といった魚介類、ブロッコリーやほうれん草、キノコといった野菜を加えればこれ一皿で満足できるボリューム感のあるパスタとなる。

玉ねぎを少量づつ都度炒めるのはこれまた面倒なので、僕は1ヶ分の玉ねぎを一気にみじん切りにして、あれば人参やセロリもみじん切りにして炒め(これらが入ると一層美味しいのだ)、冷めてからジップ入り袋に入れて平べったくして冷凍庫に保存している。そうすれば必要な分だけ都度折り取って使えば良いので、大変便利だ。

パスタだけじゃない、料理に万能に使えるトマトジュース

今回はトマトジュースを使ったトマトソースパスタをご紹介したが、実はトマトジュースというのはさまざまな料理に使える、実に万能に使える調味料なのだ。

ミネストローネ

キャベツ・白菜・ジャガイモ・玉ねぎ・人参・セロリ・ピーマン・大根・ブロッコリー・カボチャ・ズッキーニ・ナス・きのこなど、野菜であればなんでも良い。ただし玉ねぎだけは必ず入れた方が良い。野菜類をサイコロ状に切って油で炒め、トマトジュースと同量の水、コンソメキューブを加えて弱火で煮込んで適量の塩を加えれば出来上がり。あればウィンナーやベーコンを入れても良い。今のような寒い時期に暖かいスープは有難い。

トマト煮込み

鶏モモ肉の唐揚げ用カット肉に少量の塩胡椒をし、フライパンで両面を焼き付ける。くし切りにした玉ねぎ、今の時期であればざく切りにした白菜なんかを加え、焼き目をつける。そこにトマトジュースとトマトジュースのおよそ半量の水を加えて煮込む。鶏肉の代わりにウィンナーでも良い。煮詰まったら少量の塩で味を整える。塩の代わりに大匙1程度の醤油か味噌、あるいはウスターソースで味つければご飯のおかずにピッタリのおかずとなる。

トマト鍋

一人暮らしの強い味方、鍋。トマト鍋は何年か前に大流行したが、トマトジュースがあれば簡単に普段の平凡な鍋がトマト鍋に変身する。具材はいつもの鍋に使う鶏肉やタラや白菜や長ネギでオッケー。トマトジュースを水で2倍くらいに伸ばして、そこにめんつゆあるいは鍋つゆを適量入れて煮込むだけ。肉をソーセージに、長ネギを玉ねぎに変えれば洋風トマト鍋になる。

なぜトマトジュースがどんな料理にも合うのか

トマトというのは、旨味成分である「グルタミン酸」を一番多く含む野菜である。グルタミン酸は昆布や醤油・味噌にも豊富に含まれており、日本人の味覚にも馴染みが深い。

トマトで煮込むことで、他にダシ成分を入れなくとも、トマトから出る旨味成分で十分料理が美味しくなるのだ。さらにそこにカツオ節や肉類から出るイノシン酸など、他の旨味成分が加わると実に奥深い美味しさになる。

トマトを使った料理というと舶来の料理のイメージが強いかもしれないが、日本にもともとある料理法、食材、醤油や味噌という調味料とも実に相性が良く、自身から出る旨味成分によって他の食材同士の縁を上手に取り持ってくれる。

白菜やネギ、里芋といった地味な野菜に比べ、派手でチャラついた奴に見えるかもしれないが、トマトは実は加熱すれば縁の下の力持ちに徹する、実にいい奴なのだ。

長野発、クセがなくて美味しいトマトジュース

このように、トマトジュースはそのまま飲むだけではなく、日頃の料理に積極的に使いたい優れた食品だ。ただ、あのトマトジュース特有のムッとくる匂いが苦手、という方もいらっしゃるだろう。

そんな方に是非お勧めしたいのが、我が長野県のトマト製品メーカー、「ナガノトマト」が販売している「信州生まれのおいしいトマト」だ。これは口当たりがスッキリしてクセがなく、本当に飲みやすい。

それにはちゃんとした理由がある。一般的なトマトジュースは輸入したトマトペーストを水で伸ばした「濃縮還元」であり、それがあの独特の匂いの原因なのだが、これは信州産のトマトを絞ったものをそのまま缶詰にした「ストレート果汁」なのだ。

安くはないが、トマトジュースの概念が一変するインパクトがある。トマトジュース好きの方はもちろんだが、トマトジュース嫌いの方にこそ一度飲んでもらいたい。味は僕が保証する。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。