【ミニマリストの家電選び】中古の洗濯機を買って感じたメリット・デメリット

家電セットは選ばなかった理由

家電量販店の店先に「一人暮らし応援セット」のようなものが並ぶ季節になってきた。

冷蔵庫・洗濯機・掃除機・炊飯器・電気ポットあたりがセットになって5〜10万円くらいが相場のようである。

セットで買えばあれこれ選ぶ時間とエネルギーが節約出来る。

異動の引継ぎで忙しく、家電製品選びなんぞに時間をかけていられないという方には、この様なセット商品は大いに役に立つと思う。

しかし、僕はこのようなセットは買わなかった。単身赴任に際して新たに買った電化製品は、冷蔵庫・テレビ・ヘルシオ・ドライヤーのみである。

物を買うということはその便利さと同時に、煩わしさもセットでついてくるということである。具体的には置いておく場所を用意する必要があるし、使わなくとも埃を被ったら掃除をしなければならない。そして最後には責任を持って廃棄しなければならない。

部屋はフローリングだからフローリングワイパーで十分だし、ご飯はパック入りご飯をレンチンして食べる、一人分のお湯は必要な時にガスで沸かせば良いのである。自分にとって必要としない電化製品を買うメリットなどないのである。

中古の洗濯機で満足できる人、できない人

しばらくは洗濯機も無しで生活してきたのであるが、昨年末、ついに洗濯機を購入してしまった。

購入に際して家電量販店とセカンドストリートを見て回った。セカンドストリートに並べられていた中古の洗濯機が、思いのほか年式が新しく、種類も豊富だったのである。2019年式で新品より1万円安いのを見つけ、即決で買ってしまった。

一年落ちの洗濯機は使用頻度もそれほど高くなかったようで、排水ホースの中も実に綺麗であった。もちろん使用にあたって不具合もなく、白物家電なんて中古でも十分じゃん、と思った。

これは人によって判断が分かれると思う。どこの誰のパンツを洗ったのかわからない洗濯機で自分の洗濯物を洗うなんてありえない、という方であればちょっと無理であろう。

確かに前所有者がどのような人だったのかはわからない。僕のようなおじさんかもしれないし、もしかしたら女子大生だったかもしれない。そんなこと深く考えてもしょうがない、とりあえず前オーナーは女子大生という設定にしておこう。そして一度自分のパンツを洗ってしまえば、それはもう僕の洗濯機なのである。

メリットもデメリットも

中古家電を買うということには、新品を買うのに比べてネガポイントも色々ある。一番は原則的に無料配送がないという点だ。有料でお願いすることもできるが、宅配業者への委託となるので配送料だけで中古品を買う価格的メリットが吹き飛んでしまう。自家用車もしくはレンタカーを準備することが必要である。また住居がアパートの2階の場合、洗濯機や冷蔵庫を一人で運ぶことは困難だ。誰か手伝ってくれる人(中学生以上の息子とか)が確保出来るか。

(※ネット上では中古の洗濯機と冷蔵庫をセット販売で首都圏は配送無料、というところもあるようだ)

次に、希望に合う個体に出会える可能性は運次第ということだ。これは中古品の宿命である。いいのが見つかるまで数週間くらいその家電がなくてもいいや、というくらいの余裕が必要だ。

これらの条件をクリア出来、中古家電を使うことに抵抗がない、中古家電を探す時間が確保出来る、初期投資はできるだけ抑えたい、そして何よりあまり細かいことは深く考えないという、要するに僕と似たようなタイプの人には、ぜひ中古家電も検討に加えて欲しいと思う。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。