単身赴任は生活力を上げるための絶好のトレーニング期間だ

単身赴任を始めてから2年と3ヶ月、一人での生活にもすっかり慣れた。
僕はもともと料理・掃除といった家事は好きな方で比較的得意だった為、特に苦にならない。むしろストレス解消になっているくらいだ。
自炊は決して手の込んだ料理は作らない。生活費も限られているし、単純な材料で10分程度で作れる料理ばかりだ。栄養バランスも考えなければならない。

あまり好きではないが、洗濯もやらざるを得ない。
しかし、ミニマルライフを志しているから、面倒な家事の時間もミニマルだ。
このような暮らしを続けている中で、少しづつ自分の「生活力」が鍛えられてきたと感じる。
生活力とはなにか
今回のテーマの生活力は経済力とは別のものとして考えて頂きたい。
限られた生活費の中で、自身の食事の準備をし、住まいや身だしなみを整え、持続的にきちんとした生活をしていける能力のことである。
男女、既婚未婚にかかわらず、現代に生きるためにはこの生活力を身につけることはとても大事なことだと思う。なぜか。
僕も今は終わる時期がはっきりしない単身赴任をしているけれど、いずれは本宅に戻って妻と再び生活を送る日を楽しみにしている。今は本宅に子供がいるが、就職したら家からは巣立ってほしいと考えている。
しかし、実際のところ将来どうなるかは分からない。
ある日突然離婚届を差し出されるかもしれない(別に離婚されるようなやましいことはしていないけど)。あるいは妻が先に逝ってしまう可能性だってないわけじゃない。そうなったら子供に自分の面倒を見て欲しいと期待することはもはや時代錯誤だ。
いざとなれば、人間ひとりで生きていかなくてはならない。その時に備えて、生活力を身につけておくことは大切なことだ。
家事の夫婦分担はデフォルトだ
幸いにしてお互い元気で健全な夫婦関係が続けられたとしても、定年後も家事を妻に妻に任せっきりということは、もはやこの令和時代以降には通用しない。
共働きがごく当たり前のこととなった現代でも、家事の負担率は妻の方が圧倒的に多いらしい。旦那の方が先に帰宅しているのに家事を何もやってくれず、「お腹減った、ご飯まだ?」と迎えられた妻の嘆きや愚痴はよく目にする。
そんな状況のまま定年を迎えて、これから妻との楽しい二人暮らしだ、とこちらがウキウキしているところに「これからもあなたの家政婦をやるのはもうウンザリ、私は一人で自由に生きていきます」と妻から三下り半を突きつけられる場面を想像すると背筋が寒くなる。
こちらが気付かぬうちに相手がストレスを積み重ねてしまうようでは、夫婦での幸せな生活など到底出来ない。
まとめ
安い食材で良いからバランスの良い食事を自分で作り、数は少ないがきちんと手入れされた清潔な服を着て、不必要なものがないすっきりした部屋で暮らす。これが僕の目指す生活であるが、これに必要不可欠なのが、「生活力」である。
その生活力を鍛えるための絶好のトレーニング期間が、単身赴任というわけだ。
そう考えれば、一見何の味気もない単身赴任生活も、また違った景色に見えてくるのではないだろうか。