寂しい単身赴任者にとって厳しい冬がもうすぐやってくる
厳しい暑さから一転、9月の中旬過ぎから急に寒くなった。
秋というのはもっと徐々に朝晩涼しくなって、だけど昼間はポカポカ暖かくて、特に10月中旬の今頃は一年で一番快適な時期じゃなかったっけ?と戸惑っている。
今年はこのまま冬になってしまうのだろうか。厳しい夏の暑さと冬の寒さの間に快適な秋があるから何とか我慢できるのである。少年時代、嫌いな体育と数学の間に楽しみの給食の時間があったから何とか我慢出来たのと一緒だ(違うかな)。
日暮れも急に早くなり、一人の夜が長く感じる。
単身赴任者にとって厳しい季節である冬はもうすぐだ。
夜、仕事から帰ってきた時、朝目覚めた時、冷え切った部屋は1人暮らしの寂しさをしみじみ感じさせる。
しかし、仕方ない。単身赴任である以上、今年の冬も1人で過ごさなければならない。であれば、少しでも快適に過ごせる様にしっかり備え、冬ならではの楽しみを見つけて過ごそう。
寒さに備える
寒さ対策で最も大切だと僕が考えるのが、着るもの、特に下着である。僕は冬はモンベルの長袖の下着を着ているが、これが滅法暖かい。下着一枚を着た瞬間に暖かさを感じるというのはとても心強く感じる。「もうこれで大丈夫だ」という気になる。決して安いものではないが、その性能に金を払うと払うと考えれば決して高くはない。アウトドア用品メーカーの防寒下着、オススメだ。
また、以前紹介した様に、部屋の灯りを暖色系にするのも効果的だ。同じ温度の部屋でも、寒々しい白色蛍光灯の部屋とは心理的に感じる暖かさが全然違う。
寒さを楽しむ
寒いからこそ、ちょっとした小さなオアシスの様な楽しみを見つけよう。
日帰り温泉に行く。露天風呂に入って、顔は寒いが体は熱い湯の中、というのは最高だ。長野は温泉県だ。あちこちの日帰り温泉を開拓して回るのはとても楽しい。
僕は日本酒が好きだ。冬の週末の楽しみは熱燗である。これに合うつまみをちょこちょこ買ってきて、あるいは自作して、1人でちびりちびりやる。これも楽しい。
20年前であれば、スキーを車に積み込んでゲレンデに飛んでいったものだが、ブランクが長くなると道具も一から買い直さなければならないし、怪我は怖いし、どうもやる気になれない。情けない話だが仕方ない。
しかし、昨年急に思い立って、30年ぶりに水泳を楽しんでいる。人間何がきっかけになるかわからない。もしかしたら急にスキーを再びやってみようという気になるかもしれない。せっかく長野に住んでいるのだし。
いずれにせよ冬はやってくる
「冬は嫌だなあ」と思うのって、まだ寒さに慣れていない体に朝晩の冷え込みが身に染みる今頃の時期ではないだろうか。
いざ冬本番になってしまえば、まあ何とかなるものである。
それに、冬の快晴の朝、長野市内から遠く見えるアルプスは本当に美しい。
いずれにせよ冬はやってくるのである。「いやだいやだ」と思いながら迎える冬の寒さというのは余計身に染みるものだ。
日本全国に400万人いると言われる単身赴任者の皆さん、しっかり備え、風邪などひかない様に暖かくして、その上で一人でも出来る小さな楽しみを見つけながら冬を乗り切ろう。
寒くとも、冬は素敵な季節だ。