単身赴任先での休日は図書館に行くことをおすすめする理由
今日は折角の日曜日だが、朝から雨。週末のルーティンであるジョギングにも行けない。
しかし、朝から部屋の中で一日中じっとしているのは気が滅入る。
僕はこんな日は善光寺近くの市立図書館に行く。いや、たとえ晴れていたとしても、月に何度かは図書館に行き、2〜3時間過ごすことを常としている。図書館で静かに過ごす時間が大好きなのだ。
僕と同じ境遇で、単身赴任先で一人で過ごす休日、これといった趣味もなく、お金もそんなに使えない、さて何をしようと迷っている方に、図書館で過ごすことをおすすめしたい。
図書館に行くメリット
1.無料で本が読み放題
公営の図書館というのは、大抵の自治体にはあるものだ。貸出登録をするにはその自治体の住民である必要があるが(住民税で運営されているため)、館内で読む分にはどこの住民であっても構わない。公営の図書館の場合、入館料・利用料は基本的に無料である。見方を変えれば、図書館の運営費は住民税で支払っているのだから、利用しないのは損をする。
2.失敗を恐れず本を選べる
本屋で本を買って「ありゃ、これは失敗したな」という経験はこれまで数えきれないくらいしてきた。しかし図書館であればどれだけ失敗しても懐は全く傷まない。これまで読んだことのないようなジャンルや作家の本でも、試しに手に取って読んでみると意外と面白かったりするのは良くあることだ。
3.冷暖房費がかからない
あまり声高にいうと怒られそうだが、無料の公営図書館にいる限りは冷暖房費がかからない。電気代もバカにならない今、真夏の暑さのピークの時間帯に図書館で過ごせば、電気代は相当節約出来るだろう。ただし本も読まずに朝から晩までずっと図書館に涼むことを目的として滞在することは遠慮すべきだ。あくまで図書館は本を読む場所だ。
図書館で読むべき本
図書館というのは新刊書も置いてあるが、ほとんどは出版されてから少し時間が経ったものだ。だから経済情勢や国際情勢について書かれた本は情報が古くなっていることが多く、あまり役にたたない。僕は図書館に行くと、それほど厚くない、2時間程度で読める小説を1冊手に取り、ソファに座って読む。特別お気に入りの小説家がいる訳でもないが、今は山崎ナオコーラの本を続けて読んでいる。とても面白い。読み終わると家で読む用のエッセイや料理本を借りて帰る。僕は料理好きなので、料理のレシピ本は作る作らないに関わらず読んでいるだけでも実に楽しいのだ。
それと図書館の大きな醍醐味が郷土史だ。自分が縁あって住んでいる街の歴史、昔の様子を知ることはとても楽しい。地元の人との商談の中で、郷土史に関する雑学をちょっと織り交ぜたりすると、「あんたよそから来たのによく知っているねえ」と好感度アップにはとても有効だ(自身の体験談)。
読書は頭のジョギングだ
僕はそんなに熱心な読書家という訳ではないが、僕の考えの根底には「本を読んでいる人には敵わない」という考えがある。
僕の人生で出会った人で、「この人考え方が奥深いなあ」「話が面白いなあ」と憧れる人は、大抵多くの本を読んでいる人であった。
だから僕も本は少しづつでも読むようにしているし、できるだけ偏らず色々な本を読むように心掛けている。読書は仕事で凝り固まった頭をほぐすジョギングみたいなものだ。
そんな僕にとって、図書館というのは人生に欠かせない存在だ。昔は読んだけど、最近は忙しさにかまけてさっぱり読んでいないなあという貴方、次の休みに図書館に行ってみてはいかがであろうか。