自炊単身赴任者の味方、野菜・鶏肉・卵・青背の魚

この春から単身赴任を始め、それを機に自炊に挑戦している皆様。お疲れ様です。自炊、いかがですか。うまくいってますか。

単身赴任を機に自炊を始めること、その主目的はほとんどが食費の削減だと思う。であるから、自炊といえども和牛とか、本マグロとか、松茸なんかを使って料理したのではその主目的からどんどん外れていってしまう。もちろんそのような高級食材を使っても、外で食べるよりは自炊の方が安いのは確かだが。

食費の削減という目的を最大限達成するためには、なるべく単価が低い食材を選びたい。しかしかと言って毎日インスタントラーメンばかり食べていたのでは、すぐに体調に影響が出る。いくら食費が安くても、健康を損ねてしまったのでは元も子もない。

食費削減と健康な食生活、どちらも叶えてくれる優秀な食材とは

不足した栄養分の補給にサプリメントを使うという方法もあるが、普段の食生活をバランス良くすれば、高価なサプリメントを購入する必要もない。僕自身、サプリメントは使っていないが、極めて健康である。その理由は、意識して適度な運動を心がけていること、そして何よりバランスの良い食事を摂れていることだと考えている。

では僕が普段の食卓にどのような食材をよく購入しているか、具体的にご紹介しよう。

野菜全般

野菜は全般的に安い。天候等によって左右されることはあるが、僕がこよなく愛する長野のローカルスーパー「ツルヤ」だと、小松菜が一把¥70、ほうれん草が一把¥120、キャベツが1玉¥120、トマトが一つ¥90、キュウリが一本¥40程度で購入できる。食事のメインボリュームを野菜にすれば、自ずと食費は低く抑えることが出来るし、食費だけではなくカロリーやコレステロールも抑えられるので、これまた自ずと健康的な食事になる。また野菜は調理が簡単だ。レタスやトマトやキュウリは洗って切るだけで食べられるし、小松菜やほうれん草、ブロッコリーは2分程度茹でるだけでよい。カボチャをヘルシオで蒸すと甘くて本当に美味しいので、しょっちゅう買ってくる。茹でたり蒸したりした直後の野菜は、ちょっと醤油や塩やオリーブオイルをかけるだけで十分美味しく食べられる。3〜4日経つと味が落ちてくるので、その時はさっと炒めたり、味噌汁に入れてしまうと良い。

鶏肉

鶏肉も安い。もも肉で100Gあたり¥100ちょっと、胸肉だと¥60くらいである。もも肉は照り焼きにしたり、親子丼にしたりとしょっちゅう僕の食卓に登場する。胸肉はヘルシオで鶏ハムづくりに一時ははまって、しょっちゅう作っていた。鶏肉は牛肉や豚肉と違って火が通りずらい。中心部まで火が通っているか(中心部まで白くなっているか)、よく確認しよう。また肉の厚い部分はあらかじめ包丁で切り込みを入れておくと均等に火が通りやすい。

卵も安い。昨年は鳥インフルエンザの影響で高騰したが、最近は再び安くなってきた。ありがたい。卵も目玉焼きやオムレツなど、れっきとしたメインのおかずになりうる。僕が好きなのがひきわり納豆と長ネギを混ぜ込んだ「納豆オムレツ」である。これは美味い。

青背の魚

青背の魚、すなわちアジ・イワシ・サバ・サンマ・ブリなどである。これらは単価が安く、DHAなどの栄養価が豊富で、しかも美味い。刺身はもちろん、サバの新鮮なやつが安く売っていたら迷わず買って、醤油とみりんと砂糖で甘辛く煮付ける。僕はサバは味噌煮よりもこちらの方が断然好きだ。生の魚を調理するのはちょっと大変そう、と思われるのであれば(やってみれば肉と比べて特に大変、ということはないのだが)、サバの水煮の缶詰でも良い。これに大根おろしを乗せて醤油を垂らしてもいいし、カレーやトマト缶と一緒に煮込んでも美味い。

上記の材料を使えば、1食あたり¥200程度でおかずを作ることは十分可能だ。

難しく考える必要はない、失敗を恐れずチャレンジしてみよう

僕は朝夕はほぼ自炊であるが、普段使う食材のバリエーションは上記が中心で、それほど多いわけではない。例えば牛肉はほとんど買ったことがない。牛肉は外食で食べるものと考えている。また調理法もそれほどバリエーションに富むわけではなく、醤油とみりんと砂糖でさっと煮つけたり、照り焼きにすることが多い。それでも別に飽きることがないし、何より失敗がない。

難しく考える必要はないのである。自分が食べる料理なのだから、手抜きで良いし、少々失敗したって構わない。

僕の料理に対するこのような考え方は、料理研究家の土井善晴さんの影響をモロに受けている。土井さんの「一汁一菜でよいという提案」という本はベストセラーになった。土井さんの主張を一言で表せば、「普段の家庭の料理なんて別に無理して美味しくしようと思わなくていいんです」ということである。料理好きの僕にとって、日本を代表する料理研究家の土井さんのこの言葉は目から鱗であった。

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感想(24件)

単身赴任の皆さん、肩の力を抜いて、気軽に料理にチャレンジしてみよう。絶対に楽しいから。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。