ミニマリストの僕の部屋にはゴミ箱はひとつしかない

ミニマルルームのゴミ箱の画像

僕の部屋には、ゴミ箱がひとつしかない

無垢の杉の板で出来ており、可愛いフクロウのモチーフがくり抜かれている。横にスライドできる引き出し式になっており、中の箱にゴミ袋をセットして使うようになっている。昔、お祝いで頂いたものである。

率直に言ってそんなに気に入っているわけではないが、せっかく頂いたものだし使い勝手に不満はないので使い続けている。ゴミの投入口が丸くくり抜かれており、中のゴミが見えづらい。この点はいい。

僕の住まいにあるゴミ箱はこれ一つだけである。

台所はどうか。料理していれば野菜クズ、ビニール、発泡スチロールのトレーなどそれなりのゴミが出る。

台所は流しの下に観音開きの収納スペースがある。本来はここに鍋やフライパンやヤカンを入れるためのスペースである。しかし僕は鍋は深めのテフロンひとつしか持っておらず、それはいつもガス台の上に置いているので、流しの下の収納スペースは完全に空いている。ここに袋をセットし、出たゴミはその都度ここに捨てるのである。

ゴミ袋に直接生ゴミを捨てると見た目が汚らしいので、スーパーのポリ袋をセットしている。袋がふたつセット出来るスペースがあるので、左に可燃生ゴミ、右側はビニールプラスチックゴミとしている。

したがって台所に邪魔なゴミ箱はなく、実にスッキリしている。

ゴミの入った袋が目に入ることもなく、僕にとっては実に好都合なスペースである。

汚れないようにと買ったものが結局汚れるというジレンマ

「直接生ゴミの入った袋を置いては周囲が汚れるのではないか、流しの下にも小さいゴミ箱になるようなものをセットしたほうが良いのではないか」と思われるかもしれない。

しかし、ゴミ箱をセットしておけば必ずゴミ箱が汚れる。そして、ゴミ箱の周辺も必ず汚れるものである。

であれば余計なものは置かずに、汚れればその都度こまめに掃除すれば良いと考えた。この考えは正しかったと自負している。

他に洗面所でもティッシュなんかの少量のゴミなんかが出るわけだが、洗面所にゴミ箱はない。洗面所で出たゴミはその都度隣の台所の流しの下のゴミ袋に持って来て捨てる。慣れてしまえば全く不便は感じない。

家中のあちこちにゴミ箱があれば、一見便利なように思われるかもしれない。しかし、ゴミの日になればあちこちのゴミ箱のゴミを集めなければならないし、ゴミ箱自体も汚れるので定期的に掃除しなければならない。掃除の時も邪魔である。結果、ついついゴミ箱やその周囲の掃除が疎かになり、あちこちに置いてある汚いゴミ箱がある環境で暮らす、ということにつながる。そうなったら本末転倒だ。そもそも、部屋のあちこちにゴミが溜まっている環境って、快適とも思えない。

便利と一緒に不便もついてくる

モノが増えれば便利になる。これは確かであるが、同時に不便も増える。これも確かである。

これを新たに買ったら自分にとって便利と不便、どっちが大きいかな、とよく考えて、便利の方が大きかったら買う。僕にとっては単身生活3年目で買い足した洗濯機がそうであった。不便の方が大きそうだな、と考えればとりあえず保留にしておく。僕にとっては掃除機がそうである。

ミニマリストになって、「モノがないという便利」というのを知ることが出来た。これはなかなか爽快だ。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。