引越しで感じたミニマルライフのメリット・反省点
明日、いよいよ6年間暮らした長野のワンルームのマンションから、引越し荷物を出すことになる。
実際には3月末までは長野支店での勤務なので、2週間はほぼ何もない部屋で究極のミニマルライフを送らなければならない。僕と引越し業者のスケジュールを擦り合わせた結果、やむをえずそのような形になった次第なのだ。
普通の人であれば、その間ホテルとかウィークリーマンションで生活することを考えるのかもしれない。しかしミニマリストの端くれで物好きな僕は、最低限の着替えを入れたスーツケースと、ipadと寝袋だけの部屋で2週間暮らすことを密かに楽しみにしている。
そんなわけでこの週末は引越しの準備をしていた。
引越し準備を機に、ミニマルライフをしていて良かったなあと思った点、ミニマルライフでもこれはこうしておけば良かったと反省する点、いずれも気付いたことがあった。今回はそれについてご紹介したい。
引越しで改めて感じたミニマルライフのメリット
僕の場合、引越しの荷造りは半日もあれば終わった。引越しの準備の為に貴重な休みを何日も費やす必要はない。
当然ながら、新居での解包作業も速やかに終わるだろう。新年度から新しい職場での勤務に臨むのだから、部屋はさっさと片付けてくつろげる場所にしておきたい。明日から仕事なのに、夜まで大量の荷物の開封作業に追われるのは勘弁だ。
引越しが早くて楽である、これはミニマルライフの大きなメリットだ。
引越し業者は10箱分の段ボールを準備してくれたが、5箱あれば十分であった。大きな荷物は冷蔵庫と洗濯機とダイニングテーブルとポエングくらい。恐らくハイエース1台あれば全部載せられるだろう。
しかし僕にとっては必要にして十分な荷物なのだ。
引越しで気付いたミニマルライフの反省点
僕は公共料金の検針票や領収証はすぐに捨ててしまう。これまでそれで困ったことは一度もなかったのだが、引越しに際しては少々困ったことがあった。
電気や水道、NHKは「お客様番号」がわからないとネットでの引越し手続きが出来ないのだ。電気は毎月メールで使用料金のお知らせがメールで来るのだが、これもすぐに削除してしまうので知る術がない。水道は2ヶ月に一度コンビニ払いをしているのだが、それの払込票もすぐに捨ててしまうのでやはり番号がわからない。
しかし、直接電力会社やNHKに電話で引越しの申し込みをして「お客様番号がわからない」と電話口のお姉さんに申告したところ、怒られることもなく手続きを行うことが出来た。
これからも公共料金の領収書を取っておくつもりはないが、お客様番号は何らかの方法で控えておいた方が引越しの時はスムースになると思う。
今回の引っ越しで気付いたミニマルライフの唯一の反省点だ。
まとめ
単身赴任の住まいは、やむを得ない事情で家族と離れて暮らすための、あくまで仮住まいの場所だ。
だからいざとなればいつでもパッと引き払える身軽さを持っていたい。
一方、仮住まいとは言ってもそこで暮らすのも人生の大切な一期間だ。「単身赴任の部屋なんて飯食って寝流だけの場所だ、居心地なんてどうでもいい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれない。しかし飯食って寝るって、とても大事なことだ。疎かにしてはいけない。
シンプルでミニマルでありながら、居心地が良くて寛げる部屋、僕はこれを目指してきた。転居先の部屋でも引き続き目指すつもりだ。