スポーツジムデビューすることにした僕が何を着れば良いか悩んだ話
この度、スポーツジムデビューすることにした。
仙台に転勤になってからもう直ぐ4ヶ月、車を手放してしまったので、ドライブ大好きの僕は休みの日の行動範囲がぐっと狭まってしまった。休日の時間を持て余し気味になり、ついつい部屋でYoutubeなんかを見て過ごしがちになり、元来部屋でじっとしていることが苦手な僕はストレスが溜まってきた。
休日のもう一つの趣味はジョギングなのだが、この暑さでは直ぐにバテてしまい、こっちも消化不良気味だ。
そこで僕が目をつけたのがスポーツジムだ。ジムに行けば涼しい環境で走れるし、プールで泳げるし、自重筋トレよりももっと効率的に筋肉も付くし、風呂にも入れるしいいことづくめじゃね?と考えたのだ。
折からの筋トレブームに乗って、スポーツジムはこの数年で本当に増えた。僕のマンションの周辺では、コンビニよりもスポーツジムの方が多いくらいだ。
その中から僕のマンションから2番目に近くて、設備も充実していそうなジムを選んだ。
スポーツジムに何を着ていくか
スポーツジムは決めた。入会手続きの日取りも決めた。そこで僕が悩んだのが、ジムに何を着ていけばいいのかわからない、という問題だ。
ネットで「ジム 格好」や「ジム 何を着ていく」で検索すると、「動きやすい服装」などという答えがたくさんあるが、そりゃ動きやすい格好なのはわかる。
しかし、動きやすい格好ってジョギングウェアでもいいのか、レスリングみたいな格好の方がいいのか、ズボンは長い方がいいのか短い方がいいのか、いっそのこと柔道着でも良いのではないかと、いい歳して人の目が結構気になる自意識過剰のおじさんの気持ちは大いに乱れるのであった。
何せ、きっとスポーツジムには色とりどりのウェアに身を包んだ綺麗な女性が汗を迸らせてトレーニングに勤しんでいるに違いない。そういう場所に場違いな格好で行って恥をかくのは避けたい。なんとしても避けたい。
近所のスポーツ用品店に行って色々見てみたが、「スポーツジム用」というコーナーはない。なんとなくそれらしいTシャツやショートパンツはあるが、ゆったりしたシルエットのもので良いのか、アンダーアーマーのようにぴったりした方が良いのか。それを店員に聞くのもなんとなく気恥ずかしく、Tシャツとパンツはとりあえず手持ちのジョギング用のパタゴニアのキャプリーンとプロライダーショーツを着て行き、周りの様子を見てから決めることにした。シューズだけは店員のアドバイスを請い、「滑りづらいソールの軽量なジョギングシューズであれば良いでしょう」とのことだったのでそれに従って購入した。
さて当日。
生まれて初めて入るスポーツジムに緊張しながら突入した(突入はおかしいかな)。
中を見渡すと、予想に反して年齢層が高い。僕より年上のいわゆる壮年世代が5割、僕と同年代の中年が3割、僕より若いのは2割くらいしかいない。男女比はちょうど半々くらい。
肝心の格好であるが、僕より年上の皆さんは近所でウォーキングをするのと同じような格好の人が多い。すなわち、動きやすさに重きを置き、お洒落という点にはほぼ無関心の人が多い。若くなるにつれ、人気のスポーツブランドのTシャツを身につけているが、それほどビシッと決めた格好の人はいない。皆カジュアルだ。安心する。
しかし、奥の方のダンベルとかが置いてあるコーナーで黙々とトレーニングに勤しむマッチョな人たちは、ピタピタのタンクトップを着ていたりもする。
マラソン大会でもそうだが、トップランナーはタンクトップにスパッツといったいかにも速そうな格好をしているが、後半の市民ランナーはTシャツにラフな短パンで走っている。ジムもこれと同じで最初はスポーツ用品店に売っているスポーツブランドのTシャツと、ハーフパンツと、ジョギングシューズで十分みたいだ。
ジム初心者におすすめのウェアを具体的に紹介
まだ数回ではあるが、実際にジムに通い始めた僕から、ジムに初めて行く人にこれを着ておけば間違いない、というウェアを具体的にご紹介しよう。
1.トップス
速乾・防臭性の高いスポーツ用Tシャツ
カジュアルウェアの綿100%のTシャツでは汗がなかなか乾かなく、ビショビショして気持ち悪い。ジムに着ていくのであれば化繊メインで速乾・防臭加工してあるスポーツブランドのTシャツ一択だ。
スポーツブランドのTシャツはスポーツ用品店でセールであれば2,000円くらいで買える。機能的にはこれで十分なのだが、ブランドロゴが入っていたりと普段使いにはちょっと厳しい。僕のおすすめはパタゴニアのキャプリーンだ。少し高いけど生地の質感がいかにもスポーツTシャツといったシャリシャリ感がなく見た目はコットンのようで、着心地も柔らかく、色や柄も豊富なので普段使いも十分出来る。ただし背中にデカデカと「PATAGONIA」のロゴが入ったのは僕は選ばない。
初心者であれば体にぴったり密着するアンダーアーマーの様な物を選ぶ必要はないが、最近の街中の若者みたいにブカブカのオーバーサイズは避けた方が良い。運動する時の邪魔になるし、機械に挟まって怪我にもなりかねない。トレーニングの時はあくまでジャストサイズを選ぶべきだ。
2.パンツ
薄手の素材のハーフパンツ
ハーフパンツと一口に言っても、カジュアルシーンで履くような厚手の綿100%の生地は不向きだ。スポーツショップで売っている、薄手の化繊ベースのジョギング用ショートパンツを選べば間違いない。
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そういう僕は普段から愛用しているのこれまたパタゴニアのプロライダーショーツを履いていった。これは生地に伸縮性はないが、薄手で丈が短いので動きの邪魔にはならず、ジムでのトレーニングにもなんら問題はなさそうに思う(ただし、手持ちの5インチで何回か通ったが、座る器具の場合は生足は直接座席に接触するので、7インチの方が良さそうだ)。
着ていて楽そうだからとブカブカなシルエットの物を選ぶと動きの邪魔になる可能性があるし、丈も中途半端に長いと一気に「犬の散歩のおじさん」感が出てしまうので注意が必要だ。試着して、適度にタイトなシルエットのものを選んで欲しい。
下にスポーツ用のスパッツを履くと、肉離れ等の怪我の予防になってより安全だが、スポーツ用のスパッツは高いし、最初はなくても良いと思う。実際、僕が行ったジムでもスパッツの着用率は低かった。
3.シューズ
滑りにくいソールのジョギング用シューズ
ソールがツルツルしていると、ランニングマシーンで滑る危険があるし、踏ん張るようなトレーニングマシンにも不向きだ。そんなにハイスペックでなくて良いので、滑りづらいソールのジョギングシューズを選べば良い。僕が選んだのは、
4.ソックス
僕が普段からジョギングの時に愛用しているのが「Tabio」の だ。これは底にラバー製の滑り止めが付いているのでシューズの中で滑らないし、踏ん張りが効くので、トレーニングにも最適だ。そしてとても丈夫なので、気に入っている。
スポーツジムに行くのに新たに買うのであれば、スポーツ用の着圧ソックスが良さそうだ。
5.その他の持ち物
タオル
トレーニング中は汗をかくのでタオルを持ち込むのがマナーだ。そのタオルは、温泉旅館に行ったときにもらってきた「〇〇温泉〇〇荘」とプリントされたペラペラのものであってはならない。これはケチらずスポーツブランドのタオルを用意しよう。僕はかつて出場したマラソン大会のノベルティのタオルがあったのでそれを使うことにした。
バッグ
上記のものをスポーツジムまで持って行くのにバッグが必要となる。汗で濡れたTシャツやタオルを入れる訳だから、ビニール素材のスポーツブランドのバッグが良い。
結論
ジムにもよるのだろうが、パーソナルジムとか上級者向けのジムでない普通のジムに初めて行く場合の服装は、「初めてジョギングに行く」ような格好で十分だ。
僕はそれでもダサい格好はしたくないし、予算もそんなにないが、妥協して安物を買って「安いから仕方ないけどなんだかなあ」と思いながらではトレーニングも楽しくない。
そんな僕が、初めてジムに行くにあたって一所懸命考えて、実際に行ってみて感じたことを書いてみた。僕と同じく、ジムには行ってみたいが何を着ていけば良いか分からないという方の参考になれば幸いだ。