ミニマリストでも12月は何かと物入りだ

ミニマルライフを始めてから、普段買うものの点数は明らかに減った。

まず、洋服を買わなくなった。以前は季節の変わり目になると、なんとなく新しいのが一着欲しいな、という感じでアウトレットモールなんかに行って、「まあこれいいんじゃないの」という服を買って、しばらく着ると飽きて箪笥の肥やしになる、ということの繰り返しであった。

ミニマルライフを始めたと同時に洋服好きになった。買い物の機会を減らす代わりに、一つ一つにこだわりを持つようになったのである。今は十分に情報収集して、検討に検討を重ねて買い(ほぼネットである)、それを駄目になるまで着続けるというスタイルでやっているので、買うのは年に1〜3着である。しかし一点一点はそれなりの価格がするので、総コストでは変わっていない、いやむしろ高くなっているのではあるが。

それでも年末のこの時期になると、あれが欲しいこれが必要、というのが結構出てきて物入りになる。

具体的に最近買ったものを挙げてみると、

1.手袋〜ジョギング用の手袋である。昨年まで取引先から年末の挨拶でもらった作業用の軍手をはめて走っていたのであるが、取引先のロゴがデカデカと入っており、流石にジョギングのアイテムとしては格好悪いし、ブカブカして走り辛いのでPatagoniaのを新調。

2.メリノウールの下着〜昨年モンベルのメリのウールの長袖下着を購入し、その暖かさはこちらでも紹介した通りである。今年も寒くなってきたので久々に出したらなんと虫食いの穴だらけ。特に防虫剤などの対策をしなかった僕の失敗である。泣く泣く捨てて新しいのを買った。

3.寝袋〜モンベルの封筒型寝袋で寝ているのだが、真冬は寝袋一枚だとさすがに寒い。そこで同じのをもう一枚買って寝袋の上に広げて掛けている。今年、本宅のベッドを処分してあちらでも寝袋で寝るようにしたので、2枚のうちの1枚を持っていってしまった。従ってこちらで使うもう一枚を購入する必要に迫られた。

4.洗濯機〜これは別に年末だから買ったわけではないが、単身生活が長くなるにつれあった方が良いという自分なりの結論に達して購入したものである。意識はしていなかったが、新型コロナの影響で見ず知らずの人と洗濯機を共用することに対する抵抗もあったのかな、と今になって思う。

5.お歳暮〜今度の年末年始は夫婦の互いの実家には帰らないことに既に決めた。代わりに和牛のお歳暮を送った。ま、その分帰省の交通費お土産費はかからないのであるが。それと、今年会いたくても会えなかった知人にもリンゴを送った。

やはり冬は寒さから身を守るために必要な物があれこれ出てくる。これは仕方ない。

他にも、2着あるスーツのうちそろそろくたびれてきた方の1着とか、もう買ってから6年目となるネクタイとかベルトとか、なぜか年末になるとくたびれた物が目についてくる。

不思議である。くたびれたものを来年まで持ち越したくない、新しい持ち物で新たな気持ちで新年を迎えたい、というのは日本人のDNAなのだろうか。

物はできる限り増やしたくないが、限られた数の物は良いコンディションを保っておきたい。良い物であれば、カジュアルアイテムは使い込むほど格好良くなる物も多いが、一方ビジネスに使うものはパリッとしていた方が相応しいものが多い。

一気に全部とはいかないが、12月は計画的に新しい物に更新する良い機会だ。ミニマリストではあっても少なくとも僕はちゃんと消費もするのである。経済も回すのである。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。