葉物野菜・豆類は一把まとめて茹でてストックしておくととても便利だ
野菜を茹でるのは理にかなった調理法
ほうれん草・小松菜などの青菜野菜、またブロッコリーやインゲン、スナップピースなどの緑色の野菜は安く、効率的にビタミンなどの栄養を摂れるので日常的に食べたい野菜である。
しかし単身赴任者だと、一把買っても食べ切るのに時間がかかるし、食べ方もお浸しくらいしか思い浮かばないし、茹でるのも面倒くさい、サラダの方がいいや、という方もいるかもしれない。
また、野菜は茹でるとビタミンがお湯に溶けてしまうから、サラダの方がいいんじゃね、と思われている方もいるかもしれない。
確かに野菜は茹でることによって、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2といった水溶性ビタミンが失われる。しかしお浸しにするために茹でる程度では、2/3以上のビタミンは残るのである。
しかも茹でることによってその重量やかさも相当減るし、アクやシュウ酸が抜けて甘味が増すため、量を食べやすくなる。しかも生野菜は体を冷やす作用がある。夏場は良いだろうが、冬場に大量のサラダを食べるのは現実的ではない。
野菜を茹でて食べるのは極めて合理的な食べ方なのである(受け売りだけど)。
葉物野菜の茹で方
僕はほうれん草や小松菜といった青菜を買って来たら、よく洗ってから5cmくらいにざくざく切り、塩少々を入れたお湯で2分弱ほど茹でる。茹で上がったらザルにあけ、冷水で締める。
ブロッコリーは花の部分を小房に切り分け、茎の部分は厚めに皮を剥き乱切りにする。こちらも塩を入れたお湯で2分ほど茹でる。ブロッコリーは茹で上がっても水にさらさない。ザルにあけ、花の部分に溜まった水分を蒸発させる。
豆類の茹で方
インゲンやスナップピースは筋があれば筋を取り(バナナの皮を剥く要領で端をポキッと折って下にツーッと引っ張っていく。最近のインゲンは筋がないのも多い)、これも塩を入れたお湯で2分ほど茹でて、ザルにあけ覚ませばOKである。
いずれも茹でるときに塩を入れるのは、塩を入れると色が綺麗に茹で上がるし、ほんのり塩味がついていると野菜の甘さが引き立つからである。
茹でたその日はそのまま、あるいは醤油とかマヨネーズをちょろっとかけて食べる。ほんのり塩味のついた茹でたての野菜はそれだけで十分美味しい。
茹で野菜のストックは明日の自分へのプレゼント
1日に食べられる野菜の量はせいぜい一把の1/4から1/3程度だと思う。そこで、残りはタッパーに入れて冷蔵庫で保存しておく。
これは翌日以降は炒め物にしたり、パスタやカレーのトッピングにしたり、味噌汁の具にしたり、とにかく色々使えるのである。
人の手に触れている以上、冷蔵保存でも3日程度で食べ切ってしまうのが安全だ。食べ切るのにそれ以上かかりそうな場合は、最初から小分けにして冷凍しておくと良い。
必ず守って欲しいのは、冷凍した場合は解凍後、必ず再度火を通して食べて欲しいということ。これも食中毒防止のためである。
野菜を洗ったり切ったり茹でたりするのは確かにちょっと面倒かもしれない。
ただ、一回やってしまえば数日間は効率的にビタミン補給ができる。毎日食べる分だけ茹でるよりははるかに効率的である。明日明後日の自分へのプレゼントだと思えば、大して苦にはならない。
ちなみに、僕が愛用している保存容器がこれ。
価格:1,375円 |
ホーロー製で臭いも付きづらく、清潔だ。オーブンに入れて調理器具としても使えるし(電子レンジは不可)、出来た料理をそのまま食卓に出しても映える。
保存・調理・食器を1台で3役こなす、ミニマリストにはピッタリのホーロー容器である。