【単身赴任の部屋選び】で後悔しないために心得ておくべき3つのポイント

1月中旬に仙台の本社への転勤を打診されて、承諾した僕は職場でパソコンに向かい、仕事をするふりをしてネットで部屋探しを始めた。そして翌日には「これだ」という物件を見つけ、早速不動産屋に連絡した。

不動産屋のお姉さんはその週末にオンライン内見で部屋の詳細を案内してくれ、気に入った僕はその場で入居の意思を伝えた。

単身赴任とはいえ、その住まいの住み心地について僕はとても重視している。

「単身赴任の部屋なんて、所詮飯食って寝るだけの場所だろ」と思われるかもしれない。しかし人間にとって飯食って寝る、という行為はとても大切なことだ。だから、生活を営む住まいは快適でなければならない。蔑ろにしてはいけない。

今回は単身赴任の住居を探すのは2回目の僕が、入居してから後悔しないための部屋選びの3つのポイントをお伝えしたい。

単身赴任の部屋選びで失敗しない3つのポイント

1.エリア選びは軽視しない

新しい職場は仙台市の中心部にあるため、今までの様に自家用車通勤は出来ない。会社のすぐ近くに地下鉄の駅があるので、地下鉄で通勤することとし、沿線の物件を探すこととした。

仙台市には多くの大学があり、大学の周辺には安い物件が豊富にある。しかし、安さに惹かれて学生向けの物件に社会人が暮らすのはやめた方がいい。

何せ学生と社会人では生活の時間帯が違うし、生活スタイルも違う。こちらはもう眠らなければならない時間なのに、隣の学生はまだ宵の口で、友達を呼んで大騒ぎ、なんてことが毎晩続いたらたまったもんじゃない。

また繁華街の近く、大きい病院の近く、消防署の近く、というのは、人の声やサイレンの音が深夜でも鳴り響くことがある。音に対して神経質な人はその辺りも考慮した方が良い。

一方、僕の場合あまり閑静な住宅街というのも寂しさが募る様な気がしてしまう。賑やかすぎず、静かすぎない場所でなければダメなのだ。わがままなおじさんなのだ。

そんなわがままなおじさんの目に止まったのが、仙台駅から南に数キロの場所にある「長町」というエリアだ。

ここは地下鉄の駅もJRの駅もある。再開発が進み巨大なショッピングモールやIKEAもある一方、古い飲屋街なんかも残っている。

ここに住んだら楽しそうだぞ。

2.部屋に求める条件は3つまでに絞る

駅から徒歩5分圏内で、近くにコンビニがあって、部屋は2室で、収納も十分にあって、Wi-Fi完備で、新築で、しかも安い。こんな部屋が見つかれば理想だが、現実にはまず見つからない。あーだこーだ言いながら決めかねていると、気づけばもうクソみたいな部屋しか残っていない、という事態になりかねない。

部屋に求める条件は3つまでに絞りたい。

僕の場合は、

  1. 駅から徒歩5分以内であること
  2. ワンルームのマンションであること
  3. 洗面台は風呂場にあるのではなく独立していること

に絞り込んだ。

築年数については特に条件を求めなかった。僕が入居を決めたマンションは築20年だったが、壁のクロスは新品に張り替えてくれると言うし、室内も業者がきちんとクリーニングしてくれれば全く問題は感じない。しかもエアコンを昨年新品に変えたばかりという。これは嬉しい。

広さについては今僕の住んでいるマンションが8.7畳なので、それと同じ程度で十分と考えた。何せ持ち物が少ないので、それで狭苦しさを感じることはないし、そんなに大きな収納も必要ない。そもそも部屋というのは小さい方が色々とメリットがある、というのが僕の持論だからだ。

これだけは譲れない、という条件は3つまでに絞って、あとは潔く割り切ることであなたにとって良い部屋に巡り会える可能性がグッと高まる。

3.いい部屋は早い者勝ち、スピード勝負と心得よ

当然ながら、好条件の部屋から先に決まっていく。特に引越しの多い春はいい部屋獲得は激戦だ。

転勤が決まったら、部屋は出来るだけ早く決めてしまうに越したことはない。

「来月になったら現地に行って実際に見てから決めるか〜」などと悠長なことを言っている間にも、良い部屋はどんどん契約されていくのだ。

僕は前回も今回も、部屋選びは現物を見ずに、ネット上の情報だけで決めた。内部の画像を食い入る様に見てコンセントの位置までチェックし、物件の周辺の様子はGoogleマップで確認した。一応、「大島てる」で事故物件ではないことも確認しておいた(ビビりなので)。

現物を見ないで決めた今の部屋について、特に不満・問題は感じない。

唯一、部屋の広さについては、最初に入った時「画像の印象より狭いな」というのが率直な感想だった。不動産紹介サイトの部屋の画像は、広角で撮られていることが多いため、実際よりも広く感じるのだ。この点は考慮しておく必要がある。

確かに自分の目で見てから決めたほうが安心なのは確かだが、良い部屋はとにかく早い者勝ちだ。すぐに見に行けないのであれば、自身の観察力・判断力を総動員してネットの情報だけで決めてしまう思い切りも必要だ。

まとめ

限られた期間とはいえ、単身赴任だって大切な自分の人生の一期間だ。その住まいは心地よい方がいいに決まっている。

限られた時間・限られた予算の中で、いかに自分の希望と合致する物件に出会うか、慎重かつスピーディな判断が求められる。その成否の責任は全て自分に降りかかってくるのだから、失敗はしたくない。

この春から単身赴任が決まって、さあ部屋探しをどうしようかと考えている方がこのページに来てくれたのであればとても嬉しいことだ。

僕の経験から編み出した3つの法則を参考にして頂いて、皆さんが少しでもいい部屋に出会えるように願っている。


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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。