【小布施見にマラソン2023】今年も最高に楽しく、そして暑かった

7月の3連休の真ん中の16日(日)、第20日回目となる「小布施見にマラソン2023」に出場した。

小布施見にマラソンとは

小布施町は長野県北部に位置する、長野県で一番小さな自治体。長野市からは車で30分程度、長野電鉄というローカル私鉄でも30分程度の場所である。栗やリンゴといった果樹栽培が盛んに行われている。

葛飾北斎が人生の晩年期に何度も訪れ、数々の大作を残したという文化的な歴史を持つ街でもある。今でも「北斎館」という美術館や、岩松院という寺院には北斎が小布施で制作した大作が残されている。

そんな小布施で行われる「小布施見にマラソン」は、小布施の街中や田園地帯を走る、決してガチではない初心者でも楽しめる大会である。各エイド地点では様々な地元の名産品・特産品がこれでもかというくらい振る舞われ、地元のボランティアや応援者とも触れ合ってゆったり小布施を楽しんでもらおうという大会だ。また仮装して走るランナーが多く、「日本三大仮装マラソン」の一つとも言われている。たかぎなおこさんのコミックエッセイ「まんぷくローカルマラソン旅」でも紹介されている。

7月下旬の大会というだけあって、日中の暑さからランナーやスタッフや応援者たちを守るため、朝の6時という早いスタートである。公共交通機関で来町した参加者や応援者のために、長野電鉄がこの日だけは早朝の臨時列車を出してくれる。

2023小布施見にマラソンに実際に出場してみて

この日だけは朝の3時半起きも全く苦にならない。マラソン大会に出る時の僕の定番の朝食、「さつま芋入り蒸しパン」を口に押し込み、支度を整える。なんとか大の方だけは出してから家を出たい。何せ会場スタート地点のトイレは毎回長蛇の列なのである。トイレでしばらくうんうん唸っていたがどうしても出てきてくれない。僕のうん⚪︎は慣れない早起きで機嫌を損ねている様子である。時間切れでやむを得ずそのまま家を出た。

小布施見にマラソンの駐車場事情

僕が指定された駐車場(小布施ハイウェイオアシス南駐車場)に行く道は普段は渋滞などありえないような田舎道なのだが、今朝はずいぶん手前から渋滞している。予想が甘かった。駐車場からスタート地点までは3kmくらい離れており、シャトルバスが出ているのだが、シャトルバスの最終出発時刻はスタート1時間前の5時である。しかしようやく車を止められた時にはすでに5時を過ぎていた。「これは走ってスタート地点まで行くしかないな」と覚悟したのだが、ありがたいことにバスはまだちゃんと来てくれた。車で来られる方は、Googleマップの予想時間にプラス30分は見ておいた方が良い。

小布施見にマラソンのトイレ事情

何はともあれ、小布施駅前のスタート地点に無事到着する。ランナーたちもリラックスした雰囲気である。思わず笑ってしまうような仮装のランナーから、「本当にこれで21km走れるのか」と驚くような、仮装というより大道具をひきづって走るようなランナーもいる。

スタート15分前にして、僕のうん⚪︎がようやく出てきそうな気配となった。トイレは未だに大行列だが、並ばざるを得ない。スタートまでに間に合うか微妙と思ったが、トイレの数は十分用意されており、スタッフが空いたトイレをどんどん誘導してくれるので回転がとても早く、あっという間に僕の順番が来た。おかげで何とかスタートに間に合うことが出来た。早朝のスタートなので僕と同じようなトイレの心配をされる方もいらっしゃると思うが、それほど心配しなくとも大丈夫だ。

ちなみに、スタート後のコース上にもトイレは定間隔に十分な数が用意されており、トイレ行列というのは見られなかった。今年の東京マラソンではこれがずいぶん問題になったが、小布施では心配は無用だ。

小布施見にマラソンの楽しみ方

このマラソンの楽しみ方だが、まずは先述の通り各エイド地点で振る舞われる豊富な名産品・特産品の数々だ。

水・スポーツ飲料はもちろん、地元小布施の牛乳、キャラメル、ジェラート、ネクタリン、ミニトマト、抹茶、野沢菜、たくあん、棒アイスなど、全部食べたらお腹いっぱいで走れなくなりそうなくらい出てくる。冷たい物が多いので、欲張って食べ過ぎてお腹を壊さぬよう注意が必要だ。あらかじめ配布されるコースマップに、どこで何が振る舞われるか記載があるので、どこで何を食べるかある程度決めておいた方が良いかもしれない。

僕はおよそマラソンコースらしからぬコースである、という点も挙げたいと思う。前半は田んぼの中の狭い農道、遊歩道、神社の目の前、川沿いの土手、民家の軒先みたいなところまで走るので、全く飽きることがない。ただ、終盤5kmは千曲川沿いの堤防を延々走るので若干退屈になり、ここが一番キツく感じる。

地元の人たちとの距離の近さもこの大会の魅力だ。各エイド地点では地元の大勢の小中学生が「ドリンクどうぞ〜がんばって下さい」とコップを一斉に差し出してくれる。有り難くて全員から受け取りたいくらいの衝動に駆られる。沿道でも家の軒先にちょこんと腰掛けたおばあちゃんが温かい声援を送ってくれたりして、心が暖かくなる。

途中、コースが狭いところで隣を走っていたおじさんと腕がちょっと触れてしまった。おじさんの汗でヌルッとした感触でテンションが下がったが、おそらく相手も同様に感じただろう。直後のエイド地点で貰った水で腕を入念に洗い流す。ふと見ると、さっきのおじさんも同じように腕を水で洗い流していた。

小布施見にマラソン2023は暑かった

なんと、ランの途中で気球に乗ることも出来る

早朝のスタートにも関わらず日はどんどん登り、7時を過ぎると日差しが厳しくなった。気温もぐんぐん上がり、昨年よりもかなりキツく感じる。ついに8時くらいには熱中症危険レベルとなり、ゴールまで5kmにして「走行中止」のタレ幕が掲げられてしまった。

その後歩いたり軽く走ったり。結局、2時間28分でゴール。昨年と比べると20分くらい余計にかかった。

ゴールするとランナー一人一人にバスタオルを手渡してくれる。ゴール地点でもスイカや野菜などが無料で振る舞われている。このスイカの美味しかったこと!

昨年よりもだいぶ苦しかったが、昨年以上に楽しかった。

今年も暑い中、僕らランナーのために一所懸命サポートしてくれたスタッフ・ボランティアの皆さん、声援を送ってくれた沿道の皆さん、皆さんのおかげで本当に楽しかったです。来年、長野にいられるかどうかはわからないけれど、なんとかこの大会には出場したい(昨年も同じこと言ったような気がするけど)。心からそう思っています。ありがとうございました。

↑今回の相棒になってくれたHOKAのクリフトン。優れたクッション性を実感出来た。走り終えても足の痛みはほとんどない。
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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。