単身赴任であっても味気ない日々は勘弁だという人に読んでほしい
単身赴任。今現在単身赴任でない方にとって、どの様なものを想像されるであろうか。
仕事から帰ったら冷え切った真っ暗な部屋、寒々しい蛍光灯で照らされた散らかった部屋、味気ないコンビニ弁当、散乱する缶チューハイの空き缶と吸い殻。
あ〜、書いているだけで切なくなってきた。
いずれ単身赴任になるかもしれない、というサラリーマンの方の中には、このような生活を想像して、悲壮な気分になっている方もいるかもしれない。
しかし、安心して頂きたい。少なくとも僕に関しては、決してそんな寂しく味気ないだけの日々を送っているわけではない。
単身赴任が半年とか1年とか、期限がはっきりわかっているのであれば味気ない日々でもなんとか我慢出来る。
しかし、単身赴任生活がいつまで続くかわからない、という人も沢山いるだろう。僕もその一人である。終わりの見えない味気ない日々がずっと続く、そんなのは勘弁だ。
仕事以外の生活に楽しみを見つける
一番大切なのがこれだ。仕事が終わった平日の夜、あるいは単身赴任先で過ごす週末どの様に過ごすか。週末、やることがないからといって用もなく会社に行ってネットを見たり、自宅で朝から酒を飲むのはお勧めしない。
僕は単身赴任を始めてから、食べ歩き、水泳、そしてこのブログと新しい趣味を始めて楽しんでいる。従来からの趣味であるジョギングと併せていずれも仕事以外の僕の生活を大いに潤してくれるものだ。
趣味、なんて大仰なものでなくとも良い。折角新しい土地での生活を始めたのだ。単身赴任先で過ごす週末は、その街をいろいろ探検し、地元の人だけが知る美味い店を見つけて、いずれ家族が遊びに来た時ガイドして家族を喜ばせてやろうではないか。
ひとりでも生きていける力を身につける
単身赴任ということは残してきた家族がいるということである。その家族と離れて暮らすことが寂しいわけだが、子供だっていずれ家を出ていくのである。それでは奥さんと二人で楽しく老後を過ごせるのかといえばそれもわからない。もっとも夫婦二人で過ごすなんて考えただけでゾッとする、という方もいらっしゃるかもしれない(うちは決してそんなことはありませぬ)。
幸い仲睦まじい夫婦であっても、これも必ずいずれかが先立つのである。もしも自分が残される身になった時、ひとりでも生きていかなくてはならない。幸い夫婦とも元気であっても、この令和の時代ただ座って新聞を読んでいたら奥さんがお茶を入れてくれる、などということを当たり前などと考えてはいけない。毎日の生活に必要な作業は一通り出来る能力を身につけ、夫婦で分担しなければならないのである。
そういう意味で、単身赴任は一人で生きる能力を身につける絶好の機会だ。前向きに捉えてやったことのないことにもチャレンジしてみよう。
味気ない日々になるかどうかは自分次第だ
所詮は単身赴任生活である。元来、味気なくて当然と言えば当然なのである。しかし、ずっと砂を噛む様な味気ない日々を送るか、それともそれなりに楽しみを見つけてそこそこ充実した日々を送るか。
どちらでも、実際やることは大して変わらないのである。平日は朝起きて朝飯を食べて、仕事から帰れば夕飯を食べて、寝る。休日はそれに掃除して洗濯して、という作業が加わるくらいか。
どうせ同じことをするのであれば、溜め息をつきながら「いやだいやだ」とするのはまっぴらごめんだ。
単身赴任期間だって、貴重な人生の一期間なのである。単身赴任生活が終わって振り返った時、「ああ、あの時期は何もいいことがなかったなあ」というのと「あの時期は色々大変だったけど、新しいことにもチャレンジ出来たしだなんだかんだ言って楽しかったなあ」というのとどちらがいいだろうか。
本宅に残った家族だって、親父が暗い顔をして過ごしていることを知ったら心配だろうし、不安だろう。どんな境遇にあっても、やはりお父さんは強くてポジティブな姿を見せたい。
ま、たまに弱音も吐きたくなりますけどね。
最後に、生活に潤いを与えるコツを一つお教えしたい。
それはちょっとしたことにもプラスの要素を見つけて、それを声に出して自分に語りかけてみることである。
「あー今日の飯は上手くできたな、偉いぞオレ」「あー風呂気持ち良かった、なあオレ」「あー今日はよく働いたな、お休みオレ」と何かにつけて自分にプラスワードを語りかけてやるのである。これは結構効果的ですよ。ぜひお試し下さい。
今日のブログもまあまあ上手くまとまったな、お疲れオレ。