自炊派単身赴任ミニマリストの僕が毎日スーパーに通ってしまう理由
スーパーマーケットで買い物をするのが好きだ。
会社の帰りには、ほぼ毎日スーパーに寄る。仕事で張りつめた(大して張りつめていないけど)神経をクールダウンするのにスーパーはうってつけの場所だ。
僕がこよなく愛するのが長野のローカルスーパー「ツルヤ」である。
普通のおじさんであればちょっと一杯飲んで帰るかとか、スポーツクラブでひと汗かいていくか、などということになるのであろうが、僕にとっては「ツルヤでひとカゴ買ってくか」が一番なのである。
スーパーに行って新鮮な野菜や魚たちに出会うと、「おー今日も元気だったか」と語りかけたい気持ちになる。
なぜまとめ買いをせず毎日スーパーに通うのか
毎日スーパーに行って何を買っているのかというと、基本的にはその日のおかずの食材を買う。但し野菜だけは1日で食べきることが出来ない量であることが多いので、ほうれん草を一把とか、ピーマンを1袋とか、プチトマトを1パック買って2〜4日程度で食べ切るようにしている。
節約のためには毎日スーパーに行かず、まとめ買いをした方が良い、というアドバイスをよく見る。しかし、僕はこれが上手に出来ない。
まとめ買いを上手くするには、少なくとも数日分の献立を考える計画性が必要である。僕にとっても今夜のご飯何にしよう、と考えるのは楽しい時間であるが、3日4日先の献立まで考えるのはなかなか大変だ。結局何か一品足りなくてスーパーに寄ったり、逆に買い過ぎて持て余してしまう。
毎日買い物をするメリット
- 新鮮な食材を使える
- その日の気分によって献立を柔軟に決められる
- その日のお買い得な食材によって献立を柔軟に決められる
- ロス・買い忘れが出にくい
- 冷蔵庫に必要最低限の食材しかないので爽快である
毎日買い物をするデメリット
- 時間がかかる
- 食品のストックがおろそかになりがちなので自身の感染や災害で買い物が出来なくなった時が不安
- レジのおばさんに「あら〜この人今日も来たのね」と思われる(←自意識過剰)
よく言われるのが、「毎日スーパーに行くとついつい余計な買い物をして出費が増える」ということである。確かに腹が減った状態で行くと、ついついお菓子とか、コロッケなんかに手が伸びそうになる。
しかしこれはトレーニングで避けることができる。つい衝動で買いそうになったときはちょっと立ち止まって「待てよ、本当にこれが必要か30秒考えてみよう、30秒後にそれでも欲しければ買おう」と考える。そうするとあら不思議、ほぼ買わなくてもいいやという結論に至る。
ちなみに食費とちょっとした日用品を合わせた買い物の予算は1日¥1,000としている(発泡酒1本込み)。
食費の大体の内訳は、朝食がパンにハムとチーズを載せたもの・カップスープ・バナナで¥130、昼食が惣菜パンと飲み物で¥250、夕食が¥300円+発泡酒¥170程度、計¥850、消費税を足して¥900強である。
毎日買い物をしても無駄買いをしないコツ
僕の買い物のコツとしては、まず夕食のおかずをおおむね¥200(以下消費税別)程度を目安に組み立てること。今日は大根が半分で¥60と安かったので、これをサバ缶と煮ることとした。大根は半分の更に半分で¥30分、サバ缶は¥79、昨日買ったほうれん草(¥99)を茹でたのが残っているので、これの1/3分を食べよう。そうすると予算まであと¥50くらいあるので、これで豆腐を買うか、モズクなんかもいい。
平日はストイックに、週末はちょっと予算オーバーにはなるが刺身なんかを一品買い足してもいい。
会社帰りにスーパーに寄るもう一つのメリットは、閉店時間が近くなると値引きシールが貼られる商品が多くなることだ。ただしこれにも気をつけなければならない。「あ、マグロの刺身が半額だ」「あ、豚コマも半額だ」「あ、カキフライも半額だ」と次々とカゴに放り込んでいくとあっという間に食べきれる量以上に買ってしまう。これでは元も子もない。
基本的にその日に食べられる量だけ買う、というスタイルが上手く定着すれば必要以上に食材を買うということがなくなり、食費管理、またカロリー管理から言ってもメリットは大きいと思う。毎日買い物をする手間が苦にならない僕のような人であれば、の話であるが。
少なくとも僕には毎日買い物をするスタイルの方が性に合っているようだ。