単身赴任を決めたらやるべきこと・やるべき順番について解説

この春から単身赴任をすることを決めた皆さん、こんにちは〜。

僕はもうすぐ単身赴任8年目に突入する50歳のごくごく普通のサラリーマンです。

家族のために、やむを得ずに単身赴任をすることを決めはしたけど、外はもう春だというのに心の中は灰色で、準備する気もなかなか起きないという方もいらっしゃるでしょう。

確かに単身赴任なんて、ロクなもんじゃありません。メリットよりもデメリットの方が遥かに多いです。

しかし、単身赴任期間だって自分の人生の大切な一期間です。どうせやるなら、寂しさ・不便さといったネガ要素も含めて楽しんでしまおう、それがこのブログの趣旨です。

今回は単身赴任を始める方向けに、僕の経験を踏まえてアドバイスさせてもらいます。(ここから文体がですます調の敬体から常体に急に変わりますが、気にしないで下さいね〜)

1.住居選び

いうまでもなく、一番大切なのはまずは住む場所の確保だ。

「単身赴任の家なんて、会社から帰って飯食って寝るだけの場所だからどうでもいい」。新たに単身赴任を始める方の中には、そうお考えになる方もいるかもしれない。

確かに、単身赴任先の住居は飯食って寝ることが主になる。しかし、飯食って寝るというのは生活の中でとても大切なことだと僕は考えている。飯食って、しばしの時間寛いで、寝て、明日への活力を養うための場所。ここが居心地が良い場所であった方が良いのはいうまでもない。

単身赴任の部屋は小さくていい。これは僕の持論だ。小さい部屋は家賃も安いし、冷暖房にかかる電気代も安く上がる。掃除も楽だ。

そしてその小さい部屋で快適に暮らす術が、僕が実践している「ミニマルライフ」だ。ミニマルライフって言ったって何も特別なことはない。今の自分にとって必要な物を吟味して、必要な物だけを持つ生活だ。これによって初期投資はだいぶ抑えられるし、片付けや掃除といった家事にかける時間も節約出来る。

ビジネスホテルを思い出して欲しい。コンパクトな部屋だが、必要最低限の物は一通り揃っている。ミニマルライフのイメージはビジネスホテルだ。

話が逸れてしまったが、物件選びは自分なりの優先順位を決めて、あとは妥協する潔さも必要だ。

例えば、僕は築年数には拘らない。今住んでいるマンションだって築20年以上だけど、壁紙は入居時に張り替えられているし、エアコンだって昨年入れ替えられたらしく、部屋に入ってしまえば多少の古さなど全く気にならない。

ちなみに僕が今住んでいる部屋を選んだ時の優先順位は、

  1. マンションであること 
  2. 風呂トイレが別であること 
  3. 地下鉄の駅から徒歩10分圏内であること 

であった。



2.引越しの手配

物件が決まったら、次は引越しの準備だ。僕の勤務先は基本的な手配は会社がやってくれるが、引越し日時の調整など、細かい打ち合わせは自分でやらなければならない。引越し業者も折から人手不足であり、3月は引越しのピークが重なるため、週末などは予約が殺到し、自分の希望通りに引越しを行うことは難しいのが現実だ。

そんな時、荷物が少ない方が圧倒的に有利だ。荷物が少なければ、引越し業者の2tトラックでなくとも、赤帽や軽バンの業者でも引越し出来るので選択肢がぐっと広がる。極端な話、段ボール数個であれば一般の宅配便でも引越しは可能だ。

何を隠そう僕は最初の単身赴任の時は引越し業者を使わず、自家用車で引越しした。何せ必要最低限の家具や家電は配送業者に引越し当日に届く様に頼んだので、持って行くのは自分の洋服くらいだったからだ。

引越し荷物な可能な限りミニマルにする。一人暮らしの引越しはこれに限る。

3.生活費の予算を決めておく

単身赴任をするにあたっては、勤務先から「単身赴任手当」というのが出るのが一般的だが、僕も含めて単身赴任手当だけで単身赴任に伴う生活費のアップ分全てを賄うことが難しいのがこれまた一般的だ。しかし、単身赴任をしても家計が慢性的に赤字になってしまうのは何とかして避けたい。

僕は単身赴任を決めた時、妻と話し合って、僕と妻の収入から本宅の生活費・子供にかかる費用を引き、僕の生活費としてどれくらい割当て出来るのかを洗い出した。そこから一日あたりの食費にどれくらいかけられるか、月に何回くらい帰宅出来るか、小遣いとしてどれくらい使えるのか、自ずと決まってくる。

あらゆる物がこの3年くらいで急激に値上げしたが、僕の給与はほとんど上がっていないので、予算オーバーになってしまう月も多いが、一応自分が一月にどれくらい使えるかを意識しておくことは大切なことだ。

4.電化製品・家財道具の準備

僕は単身赴任にあたって、最小限の電気製品(冷蔵庫・テレビ・ウォーターオーブン)、家具(テーブル・椅子)だけ購入した。

僕が単身赴任を決めた時は知らなかったが、今では電化製品や家具もレンタルがとても充実している。単身赴任が4年未満と決まっている方であれば、買うよりもレンタルの方が色々な面で有利だ。なぜ4年未満なのかは↓をお読み頂きたい。

細々した生活用品は、住んでから必要に応じて買うので十分だ。最初から全部揃える必要は決してない。

5.その他

  • 住民票の異動(住民票を単身赴任先に移す方に限る)
  • ライフライン(電気・ガス・水道・ネット環境)の手配

単身赴任の住まいというのはあくまで期間限定の仮住まいだ。必要とあらば、その日のうちに退去できるくらいの身軽さでいるのがちょうどいい。物が増えると、いざ本宅に戻れることになった時に大変だし、自ら本宅に戻る運気を遠ざけてしまうような気がしないでもない。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。