【自炊派単身者の味方】豚コマ肉は「焼く・炒める」よりも「茹でる」がおすすめだ

僕はスーパーに行くと、豚コマ肉をよく買う。

豚コマ肉は豚肉の中でいちばん安く、最初から一口大にカットされているので調理も簡単だ。使える料理も幅広く、焼肉、生姜焼き、野菜炒め、焼きそば、他人丼と、まさにオールマイティープレイヤーだ。

そもそも豚肉は優れたタンパク源であり、さらに疲労回復に必要なビタミンB群を豊富に含む。

僕のような自炊派単身赴任者にとっては、まさに強い味方の食材だ。

そもそも豚コマ肉とは

豚コマ肉とは、豚肉の様々な部位をカット加工する際に出た切り落とし部分を集めたもの。安価な肩肉やもも肉がメインとなっていることが多く、昨今の食材高騰の中店頭での人気が高い。

僕ら庶民の頼もしい味方と言えるコマ肉だが、配合のメインとなっている肩肉やモモ肉は家庭用の弱い火力で加熱すると固く、パサつきがちになってしまうのが欠点だ。

また肉を焼いたり炒めたりすると、油がコンロの周辺に飛び散るし、煙状になった細かい油の粒子が換気扇に吸い込まれていく。

僕は決して潔癖症ではないのだが、自分の部屋の換気扇が油でベタついた状態であるのが、とても嫌なのだ。

これらの問題点を解決する調理法がある。

豚コマ肉を「焼く・炒める」のではなく、「茹でる」ことなのだ。

豚コマを焼くのではなく茹でるメリットは

豚コマ肉を焼く・炒めるのではなく茹でることで得られるメリットはたくさんある。

まず言うまでもなく台所の汚れは激減する。汚れるのは鍋だけで、サッと洗えば解決する。

また茹でることで余分な脂やアクが落ちるので、脂質の摂取を抑えることができるし、デリケートになりつつある僕ら中年男子の胃腸にも優しい。

そして茹でる前にちょっとした一手間を加える必要はあるのだが、焼いたり炒めたりするより美味しくなるのだ!

豚コマ肉を美味しく茹でる方法

豚コマ肉をそのまま茹でるのではなく、ちょっと一手間を加えることで劇的に美味しくなる。

豚コマ肉をボールに入れ、そこに片栗粉少々をまぶす。100Gの豚肉に大して小さじ1程度でいいと思う。

片栗粉はスーパーで1袋100円くらいで買えるが、僕の愛用しているのは日清の「水溶きいらずのとろみ上手」と言う製品だ。料理にとろみをつけたい時、普通の片栗粉は水に溶く必要があるのだが、この製品は直接ふりかけて大丈夫だ。また細かい顆粒状で食材にまんべんなくふりかけられるので、少々割高ではあるが僕のようにたまにしか使わない単身者にはとても便利だ。

鍋に肉が浸かるくらいのお湯を沸かす。お湯が沸騰したら火を弱め、肉を投入する。箸で肉をばらしながら大体30秒くらい、肉のピンク色の部分がなくなれば大丈夫だ。

火が通ったらザルに上げて水気をしっかり切り、さらにペーパーで水分を吸収する。水分が残っていると水っぽい仕上がりになってしまう。あとは市販の焼き肉のタレ・おろしのタレ・ゴマだれなどをかければ完成だ。どうです、実に簡単でしょう。

食べてみると

食べてみると、肉の表面が片栗粉でコーティングされたために舌触りがトゥルンとして、柔らかく美味しい。豚肉を茹でたお湯はアクで濁るが、あれはほとんど肉に含まれていた血なのである。茹でて血を抜くことで、豚肉のクセが抜けてあっさりとしてとても美味しくなる。

また、豚肉を茹でる前にブロッコリーやキャベツ(今は高いけど)・モヤシなどの野菜をサッと茹でて、そのお湯で豚肉を茹でて野菜と盛り付ければ、栄養バランスの良い1皿が出来上がる。ドレッシングはもちろん、スイートチリソースのようなエスニックソースも合う。

騙されたと思って、一度豚肉を茹でることを試して欲しい。きっと気に入ってもらえると思う。

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Tanoyatsu

40代半ば、妻と二人の女の子を残し、長野に単身赴任中。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・水泳・乗り鉄。数年前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。