車を断捨離して一年、僕の生活はどう変わったのか

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長野から仙台への転勤を機に愛車を手放してはや一年が経過した。

22歳の時に初めて自分の車を手に入れてから49歳になるまで、僕の傍には常に車があり、通勤に買い物に休日のドライブに、長野で単身赴任を始めてからは月一回の単身赴任先から自宅への帰宅に、まさに悲喜交々、様々の想いを込めてハンドルを握ってきた。

僕は生来の車好きで、母親の話によると赤ん坊の頃初めて発した言葉が「ブーブー」であったという。今となってはこの「ブーブー」が車のことを表していたのか、それとも豚のモノマネだったのかは今となっては確かめる術もないが、とにかく自身の覚えている限りでは、乗用車はもちろん、トラック・バスに至るまで自動車は大好きだった。もちろん、今も大好きだ。

そんな僕であったから、愛車を手放すというのは大きな決断だった。手放すことを考えたきっかけは、仙台への転勤を機に地下鉄通勤になったこと。そうすると車は週末のドライブと買い物と、月一回の本宅への帰宅用になる。それだけのために車にかかる維持費を払うのは割に合わないと考えた。何せ娘二人が大学生になり、一人は家を出て我が家は3重生活の火の車だ。

何より、ミニマリストの端くれとして、車という大きな持ち物を手放したらどうなるんだろう、という興味があったのも事実だ。

幸い、僕が済むことにした仙台のマンションは、周辺にカーシェアリングの拠点がたくさんある。それに車は再び必要になればいつでも再び買うことも出来る。

それで車をエイヤッと手放したのだ。

車を手放すことで、僕の生活にいろいろな変化が現れた。手放して1ヶ月くらいの時にも生活の変化についての記事を書いたが、一年が経過した今、改めて考察してみたい。

車を手放して1年、僕にもたらされた変化

1.運転が下手になった

これは明らかに感じる。僕は車自体はもちろん、運転も大好きで、若いころはトラックで配送の仕事もしていたので、運転にはそれなりに自信があったし、いくつになってももっとスムースに安全に運転するにはどうすれば良いか、というのを考えながら運転していた。

それが車を手放して、たまに本宅の妻のコンパクトカーを運転する程度になると、最近「ああちょっと運転が下手になったな」と感じる場面があるのだ。

例えばスーパーの駐車枠に入れる時。以前は1発で完璧に入れられて当然だったのが、最近は完璧に入れたつもりでも若干右に偏っていたりする。自分が走っている車線の先が詰まっているのを見つけた時、隣の車線が流れていれば早めに判断して車線変更出来たのに、最近はそれがちょっともたついて渋滞の最後尾についてしまう、など…

決して自車や他車に危険を及ぼすようなことはないのだが、やはり他の何事と同じで、ブランクが長ければちょっと鈍るというのは避けようがないようだ。

2.ガソリンの値段に無関心になった

長野に住んでいた頃は、ガソリンの価格にとても敏感で少し上がっただの、下がっただので一憂一気していた。

何せ、長野県は日本で一二を争うガソリンの高い県で、しかも僕の愛車のスバルは、決して燃費の良い車ではなかったので、大好きなドライブでも、燃料系の針が徐々に下がっていくのを目にするのが結構なストレスだったのだ。

車を手放してからは、ニュースでガソリン高騰とか、補助金が打ち切りとか再開とか聞いても、もはや他人事にしか聞こえなくなってしまった。

3.自宅で過ごす休日の時間が増えた

休日、一人で自宅でじっとしているのが苦手な質だ。だから特に用事がなくてもとりあえず車で出掛けて、何時間も当てのないドライブをしたりしていた。

それが車を手放すと、休日出かけるのも徒歩か地下鉄になってしまう。仙台に来てしばらくは地下鉄に乗って街歩きをしてきたが、仙台くらいの規模の街だと大体は行き尽くしてしまった。

カーシェアリングに会員登録し、何度かはドライブに行ったけど、自家用車のように何時間も当てのないドライブ、というわけにもいかない。

そうすると自ずと自宅で過ごす休日が増えた。でも、これも決して悪くはない。ラジオをつけてお気に入りのリクライニングチェアで本を読んだりウトウトしたり。

車を手放したことの家計への影響は

車というのはとても便利で楽しいものだけど、その分相応にお金はかかる。

車種によるが、車を1台持つというのは購入費から維持費、税金、保険、全てのコストを考えると大体1日あたり1,500〜2,000円くらいかかるらしい。

これが車を手放すことによってまるまる浮くとすれば、二人の娘を大学に通わせて火の車の我が家の家計に与える影響は極めて大きい。

妻に車を手放すことを考えていると話してみたところ、普段は僕の話など大して興味なさそうに聞いている彼女が、この時ばかりは目を輝かせて0.2秒で賛成してくれた。

実際に車を手放してみて、これまで支払っていた駐車場代(月1万円)、ガソリン代(月1万円)、自動車税(年間4万円)、オイル代(年間2万円)、車検代(2年に一度10万円)、その他タイヤ代、洗車代、諸々がまるまる浮くことになった。任意保険は僕の分がなくなった代わりに、上の娘が免許を取って配偶者特約を解除したので、支払い金額はほとんど変わっていない。

しかし、昨年から上の娘の成人式の着物だの撮影だの、もうすぐ就活が始まるからリクルートスーツが必要だの、車以上に金がかかっており、生活が楽になった実感が全然ないのは一体どうしたことだろうか。

しかし、いずれにせよ車を手放したことで大きな節約になったことは間違いない。

まとめ

車好き・運転好きの僕にとって、車を手放すというのはなかなか考えられないことだったし、手放して半年くらいは車がないことの喪失感が大きかったが、人間というのは恐ろしい生き物で、どのような境遇でもいずれ慣れてしまう。

愛車を手放した日の寂しさと喪失感、同時に重い荷物を一つ手放して身軽になった感覚。

これから一生自分の車を持てないのは悲しいので、生活が変わって車が必要になればまた持ちたいし、思う存分あてのないドライブもしたい。

ただ歳をとって運転に自信がなくなったら、潔く免許証は返納したいし、その時に備えて、車のない生活にも慣れておく必要がある。今はその絶好の機会だと考えている。

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Tanoyatsu

50歳。単身赴任8年目。料理・掃除大好きのおばさん力高め男子。趣味は料理の他・ジョギング・筋トレ・古い食堂巡り・乗り鉄。10年ほど前から断捨離・ミニマリストに興味を持ち、「モノを極力持たないライフスタイル」をゆるめに実践中。