ミニマリストの僕が2024年に買ったもの・手放したもの
2024年も残すところあと3週間となった。
今年は長野から仙台本社への転勤と、僕にとってはとても大きな環境の変化があった。
転勤はしたが、ミニマルライフはずっと続けている。これからも続けるつもりだ。こんな快適なライフスタイル、やめる理由が全くない。
元来ケチな性格なこともあり、洋服用品・耐久消費財の買い物は検討に検討を重ね、結局買わないという結論に達することが多いのだが、そんな僕でも今年いくつかの少し大きい買い物をした。そして手放したものもあった。今回はそれについてご紹介したい。
2024年に買ったもの
1.無印良品のリクライニングソファ
去年の春先に買ったポエングの座り心地がどうもしっくり来ず、1年ほど使って手放してしまった。しかしやはり寛げる椅子は欲しく、代わりに手に入れたのが無印良品のリクライニングソファ。購入したのではなく月額払いのレンタルだ。
たっぷりとしたクッションに座ると柔らかく体が沈み込み、座り心地は極めて良い。しかし正直なところ、「ここにオットマンがあればもっと最高だろうなあ」といつも思ってしまう。追加でオットマンをレンタルも出来るのだが、ただでさえ大きいこのソファにオットマンまであったら流石に部屋が狭くなるし、掃除も大変になるし、「もっと、もっと」を言い出すとキリがない。それはミニマリストの精神に反する。
でも実際ここで足を上げられたら最高に気持ちいいだろうなあ、と優柔不断な僕の気持ちは揺れ動いている。多分買わないけど。
2.Eyevol LORENCE
7月からジムに通うことになり、スポーツ用のメガネが必要となり購入。
このLORENCEはいかにもスポーツメガネという感じではなく、太くて丸いフレームのシルエットがクラシックで可愛らしい。これであれば休日の普段使いにも使えそうと購入した。僕の目論見は正解で、ジムからジョギングから休日ファッションのアイテムとしても大活躍している。これはいい買い物をした。買った店の対応はイマイチだったけど。
3.スコッチグレイン・シャインオアレインⅢ
仕事用の靴はこの10年くらいは「スコッチグレイン」を愛用している。
スコッチグレインは浅草に本拠地を構える(株)ヒロカワ製靴が展開するビジネス向け皮靴のブランドで、ベーシックで流行に左右されない上質な革靴作りを行うメーカーだ。
ビジネス用の洋服用品は自己主張せず地味で、しかし良質であるべしを旨とする僕にとっては、スコッチグレインのシューズは理想だ。この春、転勤を機に1足買い足した。
このシャインオアレインはパラブーツのようにゴムソールになっている。ソールのデザインもパラブーツに似ている。歩き心地は柔らかく、もちろん多少の雨ならへっちゃらだ。
もう10年くらい前になるが、スコッチグレインのアウトレット店で同じようなデザイン・色のシューズを購入したことがある。そちらはちょっと躓いただけで皮にえぐれるようなダメージがつきやすかったが、今回買ったシャインオアレインはとても丈夫だ。一見同じように見えても正規品とアウトレット品ではやはり皮の質が違うように思う。
2024年に手放したもの
1.自動車
2024年、僕の人生の歴史に刻まれるほど大きなものを手放した。自動車だ。
元来大の自動車好き、運転好きな僕にとって自動車を手放すというのは大きな決断だった。ただ、転勤で通勤手段がそれまでの自家用車から地下鉄に代わり、自家用車を使う機会は週末のドライブ、月一回の本宅への帰宅だけとなってしまう。そのために自家用車を所有するのはコスパとして考えるとあまりにも効率が悪いと考えた。
それと、自宅マンションの目の前にカーシェアリングの拠点がある。必要な時はそれを利用すれば良いと考えた。
車を手放して半年以上経つが、実利面で車がなくて本当に困った、ということはなかった。ただ、週末にあてもなくドライブに行くという楽しみがなくなった喪失感はいまだに慣れることがない。カーシェアリングも何度か使おうかと考えたが、特に目的のないドライブに一回5,000円くらい使うのをついつい躊躇してしまい、実はいまだに使ったことがない。それでも、しばらくは車のない生活を続けてみるつもりだ。
2.ポエング
上で書いた通り、昨年の春先に買ったポエングの座り心地がどうにもしっくりしなかった。
座る姿勢を変えてみたり、座布団を購入して座高を調節したりしたが、どうしても納得いく座り心地に辿り着けず、手放すことにした。セカンドストリートに持ち込んで買い取ってもらった。
僕は今でもポエングがダメな製品だとは決して思っていない。ポエングと一口に言っても、さまざまなモデルがある。たまたま僕が買ったモデルのポエングが僕の体系と相性が良くなかっただけだと思う。
まとめ
今年は手に入れたものよりも遥かに大きい、自動車を手放したことで一気に身軽になった。
大好きな自動車がない生活の空虚さには未だに慣れないけれど、少なくとも自動車に費やしていた時間とお金は浮くことになる。浮いたお金は当面子供達の大学の学費に消えていくので自分の新しい趣味に費やすことは出来ないが、自動車がない休日の時間は、自由に自分のやりたいことに費やせるのだ。
それを見つけて、楽しんでいきたいと思っている。