運動音痴の中年男子が自重筋トレに少しだけ目覚めた話

僕は今46歳である。僕と同年代の男子と会うと、ついついその腹回りに目がいってしまう。というのも全体的には決して太ってはいないのに、腹回りにだけ豊かなお肉をたたえている、という人が多いからである。
「金は貯まらないのに脂肪だけは貯まる」というのは僕らの年代でよく聞く言葉である。若い頃と同じ量の食事、同じくらいの運動量のつもりなのに、なぜ中年になると太るのか。考えようによっては燃費が良くなっているとも言える。進化しているのであるとも言える。しかし、この進化は全然嬉しくない。
そういう僕自身はどうか。少なくとも腹がポッコリ、ということはない。しかし、パンツの上には若干の贅肉が載っかっているという状況で、これの僅かな増減との攻防、と言った状況である。
具体的な内容とその効果
中年太りを阻止するために何かやっているのかと聞かれれば、土曜日は公営プールにいって600メートル程度泳いでいる。日曜日は週1回ではあるが15km程度のジョギングもやっている。そして、平日は自室で軽い自重筋トレをやっている。この筋トレが結構効いているのではないかと思っている。
自重筋トレといっても、40回2セットの腕立て伏せと15回4セットの腹筋背筋を1日おきにやっている程度だ。10年ほど前に始めた時は、腕立て伏せなんて10回が限界であった。
何せ、子供の頃から運動が大嫌いであったのである。運動部の練習に明け暮れる同級生を見て「スポーツに夢中になる奴はバカだ」と心の中で悪態をつくような帰宅部であった。
筋トレなどもってのほかであった。そんな僕がなぜ軽くとはいえ、筋トレを続けることが出来たのか。始めたきっかけは1年前に書いたこの記事をご覧頂きたい。
一年後の今、毎晩とはいかないが週5日程度の軽めの自重筋トレを継続している。軽めの自己流であるためどんどん体が大きくなる、ということはないが、体型のバランスは明らかに改善した。まず腹は引っ込んだ。胸板も少し厚くなった。
嬉しい。胸板が厚くなると、Tシャツを着てもYシャツを着ても様になる。自分に自信がつくから、姿勢も良くなる。立ち振る舞いも変わり、周囲からの目も変わり仕事の方にも良い影響が出る…ことを期待しているがこちらについてはまだまだである。
自重筋トレであればコストはゼロ
筋トレについては実に多くの人々がそれぞれの考え方を持っており、僕のような素人がこれについて書くことはおこがましいが、腹を凹ませるにはジョギングといった有酸素運動だけでは不十分で、腹筋運動のような筋トレを組み合わせるのが効率が良いというのは間違いないようである。自重筋トレよりもジムで器具を使って、あわよくばトレーナーにいろいろアドバイスを得て、食生活も含めて取り組めばものすごく効率良く筋肉がつくことも知っている。
しかし今このコロナ禍の中で、ジムに初めて行くのは躊躇してしまう、という方もいらっしゃろう。何よりジムに行くにはまず格好を揃えなければならない。シューズもウェアも必要だ。それもちょっと億劫だなと感じてしまうかもしれない。そのような方に自宅で出来る自重筋トレは実におすすめだ。何せ格好も何も必要ない。腕立て伏せと腹筋程度であれば器具もいらない。ゼロコストである。
歳をとってくれば、髪の毛も少なくなってくる。シワも増えてくる。これはどうしようもない。しかし、体型だけは自分でコントロール出来るのである。
今日から一緒に初めてみませんか。