タダで使える公営施設を思い切り活用しない手はない

単身赴任も4年目ともなると、休みの日の過ごし方もパターンが出来てきた。
土曜日、目覚めるとまずはラジオのスイッチを入れ、NHK・FMのピーター・バラカンの「Week end sunshine」を聴きながら洗濯と部屋の掃除である。洗濯が終わったら乾燥させるためにコインランドリーに行く。
9時になるとNHK・FMはゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」に変わる。この番組がまた実にいい。僕は決してNHKの関係者ではないが、ラジオもテレビもNHKが好きな番組が多いので、受信料を払うことに抵抗は無い。しかし、徴収方法には大いに疑問がある。あんな徴収方法では反発を喰らうことは当然だ。そこのところをNHKにはよく考えて頂きたい。
話が逸れた。
土曜日のお昼が近くなると、昼飯はどうしようかということで頭が一杯になる。もうひとつのブログ、「長野安くて美味い店」の取材(?)があるのである。
昼飯を食べがてら、ちょっと遠回りのドライブをしながら自宅へ帰る。16時になると、これまた僕の好きなラジオプログラム、「リリー・フランキーのスナックラジオ」が始まる。誠に下世話な番組ではあるが、ついつい聴いてしまう。
自宅に戻り、夕方になるといそいそと水着に着替える。長野市のゴミ焼却場に併設された、「サンマリーン」という公営温水プールに行くのである。
ここは本当に素晴らしい施設で、それゆえに公営施設としては利用料金が高いのだが、18時以降は安くなるのである。
¥690で21時の閉館までプールは使い放題、その後大浴場も利用出来る。特別な用事がない時は毎週ここに行き、500mほど泳いだ後、大浴場でゆっくり湯に浸かることを常としている。普段自分のマンションではシャワーだけなのだが、週一回でもここで湯船に浸かるとやはりリラックス出来る。
心地よい疲れで眠りにつき、日曜日の朝を迎える。
日曜日の朝はジョギングだ。ジョギングと言っても半分散歩みたいなものであるが、大体15kmくらいを走る。終盤は昼飯、何を食べようかということで大体頭が一杯になる。
昼飯を食べ終えると市立図書館に行く。大体ここで小説を一冊読む。この間は漱石の「吾輩は猫である」を30年ぶりに読んだ。漱石は今の感覚で読んでも実に面白い。登場人物も猫物(?)も実に愛すべき面々だ。
図書館というのはこれだけ沢山の本が無料で読み放題、というのが実に素晴らしい。無料とはいえ住民税で運営資金は負担しているのだが、であれば利用しない手はないだろう。読書は頭のジョギングである。
無料でなくとも、安い料金で利用できる公営施設というのは沢山ある。プール、スポーツジム、博物館、美術館、温泉、動物園など。
休みの日、単身赴任先には一緒に遊びに行く家族も友人もいない。家でじっとしているのも気が滅入る。とりあえず出かけてみたはいいが、どこに行っていいかわからずとりあえずイオンモールに行ってみたが、楽しそうな家族連れの姿を見て余計寂しくなり、早々に引き返して来てしまった。一体何しに行ったのだろうか…そんな週末は虚しい。おすすめしたいのは休みの日に何らかのルーティンワークを作ることだ。その場合にプールやジムや図書館といった公営施設をぜひ活用しよう。
博物館や美術館に毎週行くというわけにもいかないが、たまに行ってみるのは新鮮でいいと思う。流石に僕も動物園に一人で行ったことはない。おじさんが一人で動物園で佇んでいる姿は哀愁漂いすぎだが、どうせなら哀愁にどっぷり浸かってみるのもいいかもしれない。今度の週末行ってこようか。